空港の最初の鍬入れ式は、2006年に遡る。新しいベルリン国際空港は、コード名称が「BER」で、当初の計画では工事開始から5年後の2011年に開港する予定であった。 しかし、開港は、次の諸々の原因により極端に遅れること事となった。
まず、空港の防消火設備が機能しなかったこと、緊急避難ドアが開かなかったこと、電気ケーブル配線に致命的な欠陥が見つかったこと、エスカレーター設備があまりにも短いことなどの問題が生じたことが挙げられる。...
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空港の最初の鍬入れ式は、2006年に遡る。新しいベルリン国際空港は、コード名称が「BER」で、当初の計画では工事開始から5年後の2011年に開港する予定であった。 しかし、開港は、次の諸々の原因により極端に遅れること事となった。
まず、空港の防消火設備が機能しなかったこと、緊急避難ドアが開かなかったこと、電気ケーブル配線に致命的な欠陥が見つかったこと、エスカレーター設備があまりにも短いことなどの問題が生じたことが挙げられる。
さらに、現場での工事請負企業間の調整が欠けていたことによる工事途中での
多くの変更工事が発生し、建設費が計画の3倍に膨れ上がったことも建設工事の遅れにつながったという。
新空港の開発責任者は、フランス人のパトリック・ミューラー氏で、ベルリン新空港が、氏の7番目のプロジェクトとなるが、この仕事がこれまでで一番困難であったという。さらに、開港が8年から9年遅れたので、祝賀会を行うは取りやめにしたと語った。
なお、ベルリンは昨年、3400万人の乗客を海外から迎えたが、今年は1000万人の乗客を予定しているという。ベルリン新国際空港の正式名称は、ウィリー・ブラント空港で、開港当初、コロナ禍の状況においても現金収入を必要としており最後まで残ったターミナル建設完成を来年半ばに残して、本日、開港に踏み切った。
ベルリンのウィリー・ブラント新国際空港は、今後コロナ禍が過ぎた後、発展途上のベルリン地域のインフラ拠点となることが期待されている。
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