なお、アルゼンチンはこれまで国際通貨基金（IMF）との合意により560億ドル（＝約6.2兆円）に及ぶIMFからの借款と引き換えに為替レートの最小限、最大値は月ごとに増加させるなど、金融政策の改革に取り組んできた。...

なお、アルゼンチンはこれまで国際通貨基金（IMF）との合意により560億ドル（＝約6.2兆円）に及ぶIMFからの借款と引き換えに為替レートの最小限、最大値は月ごとに増加させるなど、金融政策の改革に取り組んできた。

中道右派のマウリシオ・マクリ大統領政権は、ペソの平価切下げがインフレの主たる要因であることを認めており、物価が急激に上昇することは、大統領の10月での再選を脅かす要因となると考え、今回のインフレ対策に踏み切ったものと見られる。