米CNNの最新の世論調査によると、2020年の米大統領選で、トランプ氏が再選されると予想する人は46%と、今年3月の調査時の40%を上回った。民主党候補には多数の名前が挙げられているが、同調査ではバイデン前副大統領が大きくリードしている。
14日に公表されたCNNの世論調査は、調査会社SSRSに委託して実施された。10月4~7日、全米から無作為に抽出した成人1,009人に対し、固定電話または携帯電話により、英語とスペイン語のインタビュー形式で行われている。この結果によれば、トランプ氏が2020年に再選されると予想する人は46%で、敗退すると回答した人は47%だった。
今回は両者が拮抗したが、3月の調査時には、再選されるが40%、敗退するが54%と後者がかなり上回っていたので、トランプ氏にとっては大きな前進だ。...
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14日に公表されたCNNの世論調査は、調査会社SSRSに委託して実施された。10月4~7日、全米から無作為に抽出した成人1,009人に対し、固定電話または携帯電話により、英語とスペイン語のインタビュー形式で行われている。この結果によれば、トランプ氏が2020年に再選されると予想する人は46%で、敗退すると回答した人は47%だった。
今回は両者が拮抗したが、3月の調査時には、再選されるが40%、敗退するが54%と後者がかなり上回っていたので、トランプ氏にとっては大きな前進だ。再選を予想する人は支持政党を問わず増加しているが、男性(46%→54%)、無党派層(39%→47%)、来月の中間選挙で投票に行くとしている人(37%→46%)などで顕著に伸びている。
共和党支持者と共和党寄りの無党派層では、トランプ氏が同党の大統領候補に指名されるべきと答えた人は74%に上り、21%が他の誰かが指名されるべきと回答した。3月の調査時には、それぞれ75%、20%だったので、殆ど変わらなかった。
今回の世論調査で、民主党については、同党支持者と同党寄りの無党派層に対し、誰が大統領候補として指名を受けて欲しいかを16人の名前を挙げて尋ねた。現在では、バイデン前副大統領が最有力視されている。
バイデン氏は33%と2位以下に大差をつけており、前回の大統領選で指名を争ったバーモント州のサンダース上院議員が13%で2位、カリフォルニア州のハリス上院議員が9%で3位、以下マサチューセッツ州のウォーレン上院議員が8%、ニュージャージー州のブッカー上院議員と、2004年の大統領候補のケリー元国務長官がそれぞれ5%で続いている。
バイデン氏は、男性(35%)、女性(32%)と性別に関係なく支持を集めた。また45歳以上が39%、45歳未満が26%と、中高年齢層の支持が高くなっている。これに対しサンダース氏への支持は、45歳以上が8%、45歳未満が21%と、若い年齢層に集中している。また民主党支持者では9%だが、民主党寄りの無党派層で21%の高い支持を得ているのもサンダース氏の特徴だ。
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