アメリカ中西部ウィスコンシン州の高校では、女子生徒がヨガパンツやレギンスで登校するのを禁止していたが、ドレスコードにより女子生徒だけが授業を受けられず差別されるのは問題であるとして、人権協会も介入する事態となっている。
9月12日付仏
『フランス24』(AFP通信引用)は「米人権協会も口をはさむヨガパンツ禁則論争」との見出しで以下のように報道している。
多くのアメリカ人に今やヨガパンツやレギンスは人気なのだが、ウィスコンシン州の公立高校が、女学生がこれらをはいて登校するのを禁止したことで論争が巻き起こっているという。ウィスコンシン州のミシガン湖の南西部に位置するキノーシャ市は、体操用の服装であるアスリージャー(スポーツウェアと普段着を兼ねたファッション)での登校を禁止してきたが、女子生徒のみ差別する不当な措置だとされ、今年3月、ヨガパンツ、レギンス、タンクトップ禁止を撤回した。...
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9月12日付仏
『フランス24』(AFP通信引用)は「米人権協会も口をはさむヨガパンツ禁則論争」との見出しで以下のように報道している。
多くのアメリカ人に今やヨガパンツやレギンスは人気なのだが、ウィスコンシン州の公立高校が、女学生がこれらをはいて登校するのを禁止したことで論争が巻き起こっているという。ウィスコンシン州のミシガン湖の南西部に位置するキノーシャ市は、体操用の服装であるアスリージャー(スポーツウェアと普段着を兼ねたファッション)での登校を禁止してきたが、女子生徒のみ差別する不当な措置だとされ、今年3月、ヨガパンツ、レギンス、タンクトップ禁止を撤回した。
しかし、同州アメリカ自由人権協会(米国第一の人権協会)は、撤回された後も”限定的“にこれが実施されているとしている。地元メディアによると、サマースクールから2度、服装が原因で帰宅させられた女生徒がいたという。同人権協会は未だに性的固定観念の押し付けによる禁止がおこなれているとの報告を受けたとし、不明確なガイドラインにより生徒の人権が侵害されているとする声明を出した。また、市に対し「生徒を差別、ハラスメント、屈辱的な処遇から守るための」勧告事項を提出。 市は、校則は生徒達にとり公平なものに改善され、順調であるとしている。
9月11日付米国『ABCニュース』は「アメリカ自由人権協会がウィスコンシンの高校のヨガパンツ禁止論争に介入」との見出しで以下のように報道している。
またウィスコンシン学校地区の高校ではヨガパンツ論争が再燃している。この地区では、学校でのヨガパンツ着用を5年間禁止措置としてきたが、今春、保護者や生徒の団体が、これを見直すよう説得した。
しかし、同州のアメリカ自由人権協会(ACLU)は、一部の女子生徒にまだこれが適用されており、服装が原因で帰宅させられたケースがあると報告。「服の種類、適切さなど議論もあるが、概ね、男子生徒には無い問題が原因となり、女子生徒が授業を受けられず、教育の機会を失う事態は問題である。」としている。
保護者の中には、学校が服装を規定するべきでないとの意見もある一方、ヨガパンツは適切とは言えないとの保護者の意見もあるという。或る保護者は一意見として、「もし(ヨガパンツを)はくなら、上からカバーできるようにするべき。私の娘にはそうするように言っている。」と述べている。
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