厳格なシャリア(イスラム法)が施行されているインドネシア北部のアチェ州では、公共の場で婚前の男女が食事の席で同席するのを禁止した。当局は女性の品行を保つための措置だとしている。これまでも同地域は、同性愛者へのむち打ち刑などで世界的非難を浴びている。
9月5日付英国
『ガーディアン』(AFP通信引用)は「インドネシアの州で男女同席の食事禁止」との見出しで以下のように報道している。
インドネシアのスマトラ島アチェ州では、婚姻関係か親戚関係でない限り、男性と女性が食事を共にするのが禁止された。同州は世界でもイスラム教徒の割合が高い州で、厳しいイスラム教戒律が守られており、その戒律は女性への厳しい制限、また同性愛者、賭博や飲酒によるむち打ち刑でも世界的非難を受けてきた。...
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9月5日付英国
『ガーディアン』(AFP通信引用)は「インドネシアの州で男女同席の食事禁止」との見出しで以下のように報道している。
インドネシアのスマトラ島アチェ州では、婚姻関係か親戚関係でない限り、男性と女性が食事を共にするのが禁止された。同州は世界でもイスラム教徒の割合が高い州で、厳しいイスラム教戒律が守られており、その戒律は女性への厳しい制限、また同性愛者、賭博や飲酒によるむち打ち刑でも世界的非難を受けてきた。
今回、同州ビレアン地域では、夫か親族の男性の付添いなく、男性とレストランやコーヒーショップで、同席してはいけないというもの。昼食時に男性の同僚と行く場合も含まれる。
当局は「女性の品格を守り、より快適に振る舞えるよう配慮する目的」による措置で、シャリア(イスラム)法に違反するものではないとしている。
これまで8月には、レストランやカフェに対し、家族と同伴していない女性への21時以降サービス禁止するよう勧告が出された。これに従うかはレストラン側に任されており、罰則はない。
3年前には同州首都バンダアチェで、女性が23時以降カフェやスポーツ場に同伴者なしで出入りするのが禁止されていた。
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