飲食店「エレンズ」を経営するジョー・グローヴズさんは次のように話した。「NRA会員は子供たちの虐殺や警官の殺害を望んでいないはずだ。また私のような人間は、銃を所有し続けたい。この両方にどう折り合いをつければよいだろうか。」
グローヴズさんは、2016年7月にダラスの警察官5人が銃で殺害された事件が銃被害に個人的に触れる体験となった。「殺された警官らは友人だったし、店のお得意さんだった。...
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飲食店「エレンズ」を経営するジョー・グローヴズさんは次のように話した。「NRA会員は子供たちの虐殺や警官の殺害を望んでいないはずだ。また私のような人間は、銃を所有し続けたい。この両方にどう折り合いをつければよいだろうか。」
グローヴズさんは、2016年7月にダラスの警察官5人が銃で殺害された事件が銃被害に個人的に触れる体験となった。「殺された警官らは友人だったし、店のお得意さんだった。」と振り返る。
年次総会初日の4日、店はレシートの一番下に次のメッセージを印字し始めた。「今週の収益の一部は、妥当かつ効果的な銃規制に取り組む団体に寄付されます。」
その直後、店にはNRA年次総会出席者からの電話が殺到した。フェイスブックやイェルプ(ローカル情報レビューサイト)にエレンズの批判的なレビューが多数投稿された。
そこでメッセージを次のものに変更した。「今週の収益の一部は、市民の銃を保有する権利を守り不必要な銃暴力削減に役立つ、妥当かつ効果的な銃規制に取り組む団体に寄付されます。」
「NRAはもはや銃規制を望んでいない。すでに多く規制があるのだから。」とNRA会員のパトリシア・ファーガソンさんは話す。ファーガソンさんは店のレシートを見て、ツイッターで他のNRA会員にエレンズで食事をしないよう警告した。
銃を保有することとなくすことの「両極端の考えは歩み寄ることができず、どこにも進めない。それが今の状況だ。」とグローヴズ氏は言う。
この週末、多くの人がエレンズで食事をしないことを選択したが、中にはエレンズを知らず、応援したい気持ちから初めて店を利用する客もいた。
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