米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は1日、同社の年次開発者会議の中で、フェイスブックのサイトに、新たに「出会い機能」を導入する計画を発表した。同サイトの更なる利用促進が狙いと見られ、多くのメディアが速報した。
フェイスブックのザッカーバーグCEOは、「これは単に人々を繋ぐだけでなく、本物の長期にわたる関係を築くためのものだ。」と新機能の目的について語った。同社は声明で、「ユーザーは既に、フェイスブックを新たな出会いの場として使用しているが、当社はその機能をより良いものとしたい。」と説明している。
同社は「フェイスブックの通常のプロフィールとは別に、出会い機能専用のプロフィールを作成することができ、相手の好みや共通点、お互いの友人などに基づき、お薦めの相手が表示される。...
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フェイスブックのザッカーバーグCEOは、「これは単に人々を繋ぐだけでなく、本物の長期にわたる関係を築くためのものだ。」と新機能の目的について語った。同社は声明で、「ユーザーは既に、フェイスブックを新たな出会いの場として使用しているが、当社はその機能をより良いものとしたい。」と説明している。
同社は「フェイスブックの通常のプロフィールとは別に、出会い機能専用のプロフィールを作成することができ、相手の好みや共通点、お互いの友人などに基づき、お薦めの相手が表示される。」と新機能の使い方を説明した。ユーザーは出会い機能用のプロフィールを作成した後、地元のグループやイベントの情報、参加する他のユーザーのプロフィールなどを確認することができるという。
出会い機能の追加は、フェイスブックがずっと以前から検討していたものだ。若者の登録を促し、同サイトの更なる利用促進を図ることが狙いと見られる。同社は新機能の提供日は間もなくとして明言せず、今後数カ月の間に詳細が明らかになるとだけ述べた。
新機能を紹介するに際し、ザッカーバーグCEOは、米国内で結婚したカップルの3組に1組がインターネットを通じて出会っていること、また約2億人のフェイスブックユーザーが自らを独身と登録していることを指摘した。
2016年の米大統領選で、トランプ候補の陣営が起用した英国のコンサルティング会社、ケンブリッジ・アナリティカによるフェイスブックの個人データ不正使用疑惑が大きな問題となっている。同社は8,700万人のユーザーのデータが流出したことを認め、ザッカーバーグCEOが先月米議会で長時間にわたる聴取を受け、証言している。
同CEOは「我々はその問題を二度と起こしてはいけない。」とソフトウェア開発者他の満員の聴衆に向かって語った。そして、同社の個人情報保護強化のコミットメントについて言及し、新たな出会い機能は、ユーザーにとって最も気がかりな点である、個人情報の保護や安全を徹底的に考慮して構築したことを強調した。
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