独メルセデス・ベンツ(1926年設立)は、完全自動運転化を目指して技術開発を促進している。そうした中、独自動車交通局(KBA)の承認が年内に取れ次第、来年から自動運転システム(注後記)レベル3機能搭載によってアウトバーンを最大時速95㎞で走行可能な自律走行車を販売すると発表した。
9月23日付
『ロイター通信』は、メルセデス・ベンツが、当局承認取得でき次第、来年からアウトバーンを最大時速95㎞で走行可能な自律走行車の販売を開始すると発表したと報じている。
メルセデス・ベンツは現在、KBA承認の下、最大時速60㎞で走行できる自動運転システム・レベル3機能搭載車を販売している。
そうした中、同社は9月23日、当局から年内に新たな許可が取れ次第、来年からアウトバーンを最大時速95㎞で走行可能な自律走行車の販売を開始すると発表した。...
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9月23日付
『ロイター通信』は、メルセデス・ベンツが、当局承認取得でき次第、来年からアウトバーンを最大時速95㎞で走行可能な自律走行車の販売を開始すると発表したと報じている。
メルセデス・ベンツは現在、KBA承認の下、最大時速60㎞で走行できる自動運転システム・レベル3機能搭載車を販売している。
そうした中、同社は9月23日、当局から年内に新たな許可が取れ次第、来年からアウトバーンを最大時速95㎞で走行可能な自律走行車の販売を開始すると発表した。
また、既存のレベル3機能搭載車に上記追加機能を無償で提供するとも述べている。
レベル3機能搭載車は、運転主体がシステムのため、運転手は長い時間運転から解放されるが、緊急事態時には即時に自ら運転する必要がある。
なお、同社は、北京では既にレベル3機能搭載車による実証実験を済ませていて、また、米国のカリフォルニア州とネバダ州の高速道路に限り、レベル3機能搭載車の自律走行が認められている。
(注)自動運転システム:米自動車技術会(1905年設立)で定義された、0~5段階の自動運転システム。欧州・中国の他、日本でも採用。
●レベル0(運転自動化なし);①運転主体は人、②走行領域は適用外、③先進運転支援システム不搭載の旧来車
●レベル1(運転支援);①人、②限定的、③自動ブレーキ・クルーズコントロール等
●レベル2(部分運転自動化);①人、②限定的、③追い越し・合流等手放し運転可
●レベル3(条件付運転自動化);①システム、②限定的、③一定条件下での自動運転、但し、緊急時に運転者対応義務
●レベル4(高度運転自動化);①システム、②限定的、③限定地域での無人自動運転
●レベル5(完全運転自動化);①システム、②限定なし、③いかなる場所いかなる状況下でも完全無人自動運転
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