ババリア州の州都、ミュンヘンのディーター・ライター市長は、「オクトーバー・フェスタのセキュリティを最大レベル高める。」と約束して、189回目の世界最大のビール祭り(9月21日~10月6日)の開催を宣言した。
なお、昨年のオクトーバー・フェスタでは、参加者数が720万人に達し、ビールの消費量は、650万リッターとなり、何れもこれまでの記録を更新している。
セキュリティ対策として、金属探知機、参加者の入口での持ち物検査、監視カメラの設置など、ミュンヘン市は危険な状態に陥らないためにセキュリティ対策については金に糸目をつけない方針だという。...
全部読む
ババリア州の州都、ミュンヘンのディーター・ライター市長は、「オクトーバー・フェスタのセキュリティを最大レベル高める。」と約束して、189回目の世界最大のビール祭り(9月21日~10月6日)の開催を宣言した。
なお、昨年のオクトーバー・フェスタでは、参加者数が720万人に達し、ビールの消費量は、650万リッターとなり、何れもこれまでの記録を更新している。
セキュリティ対策として、金属探知機、参加者の入口での持ち物検査、監視カメラの設置など、ミュンヘン市は危険な状態に陥らないためにセキュリティ対策については金に糸目をつけない方針だという。
とりわけ、ドイツでは8月末に、ドイツ西部のゾリンゲン市の650年祭の祝日に、シリア人ISメンバー・グループによると見られるナイフによるテロ事件が発生し、3人が殺害され、8人が負傷してドイツ全体が大きなショックを受けたところである。さらに、9月初めには、親イスラム派の若いオーストリア人がイスラエル領事館にテロ行為を準備していたところをミュンヘンの警察官が、未然に殺害する事件がおきている。
同様に、オクトーバー・フェスタでミュンヘンの警察当局が注意を払っているのが、覚せい剤の消費である。ドイツでは今年の4月、大麻は合法化されたが、
マリワナタバコは依然として禁止している。特に、ババリア州の保守政府は、ビール祭り期間中、カフェのテラスやレストランでのマリワナタバコの喫煙を禁止している。違反者に対しては、最大1500ユーロ(=約24万円)の罰金が科されるという。
なお、ミュンヘンのオクトーバー・フェスタでのビールの値段は、昨今のインフレの影響からは免れず、1リッターのジョッキー当り、去年より3.87%増加し、13.6~15.3ユーロ(=約2180~2450円)掛るという。
閉じる