この堂々としたブナの木は、幹が極めて太く、ポーランド・二ムクザ地方のウロクロ―大学植物園の中心位置に生息している。今回のコンクールでこの樹木は、39158票を集め、ポーランドとしては、3年連続して樹木大賞を授与されたこととなる。
このコンクールは、チェコの環境保護団体のナダス・パートナー・スティビにより2011年より主催されてきたが、同団体のプロジェクトリーダー、ホルブ氏
によると、「樹木を嫌いな人に会ったことが無い。...
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この堂々としたブナの木は、幹が極めて太く、ポーランド・二ムクザ地方のウロクロ―大学植物園の中心位置に生息している。今回のコンクールでこの樹木は、39158票を集め、ポーランドとしては、3年連続して樹木大賞を授与されたこととなる。
このコンクールは、チェコの環境保護団体のナダス・パートナー・スティビにより2011年より主催されてきたが、同団体のプロジェクトリーダー、ホルブ氏
によると、「樹木を嫌いな人に会ったことが無い。」と語った。さらに、「このコンクールの目的は、地域の人々に環境保護意識を植え付けるためである。」と付け加えた。 さらに、「樹木と蜂が環境保護の重要性をメッセージとして伝える上で、最も効果的なシンボルとなる。」と補足説明をした。
同様に、コンクールに参加した各国の代表に、欧州の環境保護の水準を理解させる機会でもある、という。各国が、自分たちの環境保護の考えをこのコンクールで持ち寄り、分かち合うことが重要だという。
今年は、欧州諸国の中から、15か国がコンクールに参加し、歴史豊かな樹木、高樹齢のオリーブの木、および独立して生える梨木などが樹木大賞に選定された。コンクールで4位までの賞を勝ち取った樹木は次のとおりである。
1位は前述したポーランドの植物園に生息するブナの木で、39158票を集めた。
2位はフランス、ノルマンデイ地方の巨大ブナ(40m高さ、樹齢160年)で24807票を獲得し、3位はイタリア、サルデーニャ島ルラスのオリーブの木(樹齢3000年~4000年、青銅器時代に相当する。)で、13933票を獲得した。この樹木こそ、環境に対する強靭な順応性と永続性の象徴であるとの評価を受けた。
4位は、ポルトガルのカメリア(ツバキ科)で13508票を獲得した。100年以上の歴史のマルガリデビラの庭園にあり、よく手入れされていることが高評価を受けた。
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