ロシアはこの国に対する影響力を、アフリカ・コープという情報ネットワーク組織を通じて高めつつあるという。
AEOWメンバーのロー・オスボーン氏は、ブルキナファソ政府とロシア政府、双方の関係は概ね良好だとコメントしている。スイスを本拠地とする研究グループAEOWは、ロシアのアフリカにおける影響について12月4日、報告書を発表した。
この研究報告では、11月10日のロシア軍の制服に身を包んだコーカソイド、20人もしくは他の欧州情報筋によると50人余りのグループが首都のワガドゥグー空港に到着した。...
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ロシアはこの国に対する影響力を、アフリカ・コープという情報ネットワーク組織を通じて高めつつあるという。
AEOWメンバーのロー・オスボーン氏は、ブルキナファソ政府とロシア政府、双方の関係は概ね良好だとコメントしている。スイスを本拠地とする研究グループAEOWは、ロシアのアフリカにおける影響について12月4日、報告書を発表した。
この研究報告では、11月10日のロシア軍の制服に身を包んだコーカソイド、20人もしくは他の欧州情報筋によると50人余りのグループが首都のワガドゥグー空港に到着した。このグループは、11月11日付けの「若いアフリカ」新聞によると、高級ホテルのランカスターに宿泊したと伝えている。
ロー・オスボーン氏によると、この日を境にしてロシア人のブルキナファソでの存在が増加したと指摘している。
しかし、AEOWとしては、ブルキナファソの首都ワガドゥグーに着任した偶発的に派遣されたロシアの民兵組織が、どの組織に属しているのかは把握できていないという。根底には、民兵組織ワグネルの影が感じられるが、確証は掴めていない模様である。
2023年2月のロシアのボグダノフ外務副大臣の言によると、ロシアがブルキナファソの社会状況の安定化を目指した地域公共団体の活動に協力することに同意したという。その後、ブルキナファソの臨時大統領が7月にサンクト・ぺテルスブルグ開催された、ロシアーアフリカ首脳会議に招かれている。その会議でブルキナファソ軍のイブラヒム大尉が、ロシアのウクライナ侵攻を支持することを表明している。
さらに、AEOWのオスボーン氏によると、2022年7月からブルキナファソの国民に対して、親ロシア的な世論を持たせるような情報操作が行われていると指摘している。
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