メッカへの巡礼者の人数制限はコビッド19感染流行のため、すでに昨年2020年から実施されていて今年で2年目となる。
6月12日土曜日の政府発表によると、許可されるハジ巡礼者はコビッド19の感染拡大を未然に防ぐため、あらかじめワクチン接種済みで慢性疾患を持たない18才から65才の間の国民に限られるという。
2019年には250万人がハジ巡礼に参加できたのに対して、昨年2020年 のハジ巡礼には、たった数万人のサウジアラビアのイスラム教信者しか参加できなかった。...
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メッカへの巡礼者の人数制限はコビッド19感染流行のため、すでに昨年2020年から実施されていて今年で2年目となる。
6月12日土曜日の政府発表によると、許可されるハジ巡礼者はコビッド19の感染拡大を未然に防ぐため、あらかじめワクチン接種済みで慢性疾患を持たない18才から65才の間の国民に限られるという。
2019年には250万人がハジ巡礼に参加できたのに対して、昨年2020年 のハジ巡礼には、たった数万人のサウジアラビアのイスラム教信者しか参加できなかった。 そのおかげでハジ巡礼者の中からはコビッド19感染者が出なかったという。
サウジアラビアのハジ巡礼省によると、大勢の巡礼者が幾つかの巡礼地に長時間留まることとなるので、高いレベルの保健衛生上の配慮を行い、インド株などの新しい変異ウイルスの出現にも最大限の警戒を行っていると語った。
ハジ巡礼には6万人のサウジアラビア人および在住の外国人が許可されることとなるが、メッカの大モスクの中心にある四角い建造物(カアバ)に触ることは感染防止のため禁止されている。
なお、サウジアラビアではこれまで、46.3万人の感染者が報告されており、そのうち7500人が死亡している。サウジアラビア政府の発表によると、人口3400万人のうち、半数近くの1500万人へのワクチン接種が完了している。
サウジアラビアは原油生産国であるとともに、イスラム圏の総本山メッカを抱える観光国でもあり、コビッド19感染防止には細心の注意をはらっている。
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