トランプ米大統領を“監視”する立場にある監視・政府改革委員会のイライジャ・カミングス委員長とその選挙区メリーランド州バルティモアを批判している大統領に人種差別だとの批判が殺到している。
7月28日付米国
『CBS』は「ボルティモア・サンが論説でカミングス議員を擁護し、トランプを痛烈に批判」との見出しで以下のように報道している。
バルティモア・サン紙は、トランプ大統領を“ネズミ”に例え“執務室に付いた最も不正直な男”だと論説で辛らつに批判した。先週末トランプ大統領はツイッターで、メリーランド州代表の民主党議員イライジャ・カミングス氏とその選挙区を次々に批判。メリーランドで黒人が多数派のバルティモア都市部の一部を含み郊外にまたがる「彼の選挙区は、ネズミが住みついた米国で最も最悪な場所」などとツイッターに投稿した。...
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7月28日付米国
『CBS』は「ボルティモア・サンが論説でカミングス議員を擁護し、トランプを痛烈に批判」との見出しで以下のように報道している。
バルティモア・サン紙は、トランプ大統領を“ネズミ”に例え“執務室に付いた最も不正直な男”だと論説で辛らつに批判した。先週末トランプ大統領はツイッターで、メリーランド州代表の民主党議員イライジャ・カミングス氏とその選挙区を次々に批判。メリーランドで黒人が多数派のバルティモア都市部の一部を含み郊外にまたがる「彼の選挙区は、ネズミが住みついた米国で最も最悪な場所」などとツイッターに投稿した。
これにつき、米国でも歴史のある地元紙は見出しで「ここで起きていることを把握するのは難しくはない。自分がネズミになるよりも、周りに少しばかりネズミがいる状態の方がましだ。」と批判した。
論説は、「黒人議員を叩くのがよい政治手法だと考えた大統領に、カミングス議員は使われた。トランプを支持する白人至上主義者を喜ばせ、同時にそれ以外の多くのまともな人を紛糾させると考えたからだ。この地区はジョンホプキンス病院(全米3位)、 全米社会保障局の本部やインナーハーバー(観光地)があり、全国平均より平均収入が高い。バルティモアは大統領が統治するべき米国の一部であり、1人の議員よりホワイトハウスは良くも悪くも影響力を持って改革できるはずだ。ネズミなど問題があれば、最も権限のある彼の責任だ。」としている。大統領は感情的で偏屈な論法で、黒人優勢地域より、黒人議員を責める昔の手法に回帰している。ネズミになるより、近所にネズミが住んでいる方がましだ」と述べている。
監視・政府改革委員長として、カミングスはトランプ批判で有名で、政権やビジネスの流れを調査してきた。
同日付米国『FOXニュース』は「トランプがイライジャ・カミングスと舌戦、同議員を人種差別主義者と呼ぶ」との見出しで以下のように報道している。
トランプ氏が監視・政府改革委員長のカミングス議員を批判するツイートにより差別主義者と呼ばれた後に、トランプ氏もカミングス氏も差別主義者だと呼んでいる。
日曜午後、トランプ氏はツイッターで「人種差別主義者イライジャ・カミングスが、バルチモア地区の素晴らしい人々のためエネルギーを注ぐことに注力すれば、多分、無能な指導者により滅茶苦茶になったバルチモアを改善できるだろう。彼の過激な"監視"は笑い草だ!」と呟いた。
その前日、トランプは国境警備担当職員への物言いが、“野蛮ないじめ”だとし、国境よりもバルティモアがよっぽど酷い状況だと言った。
これにペロシ議長をはじめとする民主党は差別主義だと反発。バルティモア出身のペロシ氏がカミングス氏と同市を擁護し、トランプ氏を“差別主義”だとして批判した。これにトランプ氏は「イライジャ・カミングスがバルチモア地区で酷い仕事をしているという既知の事実を述べるのは人種差別とは言えない。民主党は事実で勝てない時には、いつも人種カードを持ち出す。恥を知れ!」と返した。
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PayPalの創業者で、シリコンバレーで大きな影響力を持つピーター・ティール氏は、ドナルド・トランプ大統領に挑む2020年の大統領選挙で最も恐れるべき民主党候補としてエリザベス・ウォーレン上院議員を挙げている。
7月15日付米国
『FOX』は「ピーター・ティールがタッカー・カールソンに語った2020年の選挙で最も恐れる民主党候補」との見出しで以下のように報道している。
資産家で投資家のピーター・ティールは、2020年の選挙を前に、ある一人の民主党候補を懸念しているという。それはマサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員。タッカーカールソン・トゥナイトで明かした。他の民主党候補者は独自の政治姿勢を強調する中、彼女は経済政策をキャンペーンで提唱しているという。...
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7月15日付米国
『FOX』は「ピーター・ティールがタッカー・カールソンに語った2020年の選挙で最も恐れる民主党候補」との見出しで以下のように報道している。
資産家で投資家のピーター・ティールは、2020年の選挙を前に、ある一人の民主党候補を懸念しているという。それはマサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員。タッカーカールソン・トゥナイトで明かした。他の民主党候補者は独自の政治姿勢を強調する中、彼女は経済政策をキャンペーンで提唱しているという。「彼女を最も恐れている。経済について議論しているのは彼女だけだ。これが最大の懸念だ」とする。また他の候補が印象が薄く、今ひとつパッとしないとも述べている。ティール氏は2016年共和党全国党大会で、ゲイのゲストとして初めて演説をした人物。
同日付米国『CNBC』は「投資家でトランプ支持者のピーター・ティールはエリザベス・ウォーレンが最も“危険”な民主党候補だと考えている」との見出しで以下のように報道している。
初期のFacebook投資家でトランプ支持者のピーター・ティールが大統領選の民主党候補に意見を述べている。FOXニュースの「タッカーカールソン・トゥナイト」でエリザベス・ウォーレンを最も恐れていると発言。彼女だけが経済について議論していた。その点が最も気になったとしている。他候補は独自性のある政策を強調し、一様に印象が薄いとした。
ティール氏は2016年大統領候補のドナルド・トランプ氏を支持することを表明し、IT業界からは異例なことに、共和党全国党大会で演説を行った。昨年にはトランプの再選キャンペーンに向けて共和党全国委員会へ献金を行っている。
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