韓国は、北朝鮮のキム・ジョンウン委員長の健康状態について無頓着を装う(2020/04/22)
『AFP通信』によると4月21日火曜日、韓国側は、北朝鮮のキム委員長が最近、手術を受けたらしいという情報について無頓着を装っている。
ある観測筋は、先週の北朝鮮の祝典日、すなわち4月15日の北朝鮮を建国の父でキム委員長の祖父に当たる、キム・イルソンの生誕108年目の祝典日であったが、キム委員長が姿を現さなかった。その理由として、キム委員長の健康状態の悪化が憶測されている。
ネット配信のメディアで脱北者により運営されているNKデイリー新聞によると、キム委員長は、4月に心臓血管系の疾患のため、手術を受け、現在は、ビョンアンブグド(平安北道)の別荘で病後静養中という。...
全部読む
ある観測筋は、先週の北朝鮮の祝典日、すなわち4月15日の北朝鮮を建国の父でキム委員長の祖父に当たる、キム・イルソンの生誕108年目の祝典日であったが、キム委員長が姿を現さなかった。その理由として、キム委員長の健康状態の悪化が憶測されている。
ネット配信のメディアで脱北者により運営されているNKデイリー新聞によると、キム委員長は、4月に心臓血管系の疾患のため、手術を受け、現在は、ビョンアンブグド(平安北道)の別荘で病後静養中という。
さらにNKデイリー新聞では、突然の心臓血管系手術が必要になった理由について、過度の喫煙と肥満と疲労による病状の悪化によるものと伝えている。
以上の情報に関しては即座に確認する方法はないため、多くの憶測がなされている。米国のCNNケーブルテレビ局は、米国高官からの情報として、政府はこれまでの情報調査の結果、心臓血管外科手術後、重篤な状態にあると推測している。
一方、韓国の大統領府の公式発表では、北朝鮮側での特別な動きは観測されていないという。韓国のヨンハップ新聞によると、政府高官からの情報としてキム委員長が重篤状態にあるというのは、全く真実に反していると述べている。
いずれにせよキム委員長が再び、北朝鮮国民の前に現われるのが何時になるのか興味がもたれるところである。
閉じる
北朝鮮、金正恩政権下に脱北者減少(2018/10/01)
北朝鮮の金正恩氏が最高指導者となってから韓国へ亡命する脱北者の数が急減している、と韓国側が伝えている。
9月30日付韓国
『ヨンハップ』は「北朝鮮から韓国への亡命者が金正恩政権で減少」との見出しで以下のように報道している。
日曜、統合部からのデータを基にした民主党パク・ビョンソク議員の発表によると、2012年から脱北者の数が減少しているという。2011年末、金正日の死去に伴い、金正恩が最高指導者となっている。
2011年の脱北者は2706人、2012年にはわずか1502人となった。...
全部読む
9月30日付韓国
『ヨンハップ』は「北朝鮮から韓国への亡命者が金正恩政権で減少」との見出しで以下のように報道している。
日曜、統合部からのデータを基にした民主党パク・ビョンソク議員の発表によると、2012年から脱北者の数が減少しているという。2011年末、金正日の死去に伴い、金正恩が最高指導者となっている。
2011年の脱北者は2706人、2012年にはわずか1502人となった。2013年にはやや増加し1,514 人となったものの、2014年には再度減少し1397人、2015年には1275人となった。2016年は1,418人で、昨年2017年は、1127人となった。今年は8月時点までで、703人が韓国に亡命しているという。減少の理由として、中国当局により強化された国境警備や、脱北仲介者を雇う費用増により、亡命を断念した結果とみられている。
同日付ロシア『スプートニク』は「韓国の統計によると、北朝鮮の金権下で脱北者激減」との見出しで以下のように報道している。
金正恩が最高指導者になってから、脱北者の数が急減、今年現時点までで、700人超に留まっている。金正恩が最高指導者の地位を継承した後の2012年以来、脱北者の数は着実に減少している。2011年には2,700人超だった一方、2012年には1500人超となった。
北朝鮮と中国が接する国境の警備強化や、ブローカーのコストが増加したため脱北を断念したためだと考えられている。多くの脱北者は中国を経由して韓国に入国している。
閉じる
その他の最新記事