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2024年05月03日(金)
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【Globali】
 

安倍首相財政出動で独首相と合意出来ず(2016/05/06)

5月26、27日に開催される伊勢志摩G7サミットで、安倍首相は世界経済活性化のためにG7各国が協調して財政出動に乗り出すことでリーダーシップを発揮したいと考えている。
そのための最難関は厳しい財政規律を堅持するドイツをどう説得するかであり、3月にG7の準備のために開催した国際金融経済分析会合で安倍首相はクルーグマン米プリンストン大学名誉教授にオフレコで、ドイツを説得する秘策はないかと質問したことが明らかになり話題を集めた。

安倍首相は欧州のG7各国と事前に財政出動での協調行動を要請するために5月2日から欧州歴訪中であり、中でも4日のドイツのメルケル首相との会談が注目されたが、結果としては独首相の同意を得ることは出来なかったと数少ないメディアが報じている。残念ながら安倍首相の欧州歴訪自体について海外メディアの関心は今一つ高くないようである。

5月5日付独『ドイッチェヴェレ』(AFP通信、ロイター通信引用)は、「メルケル首相と安倍首相、世界経済への対応に違い」という見出しで、安倍首相は日本でのサミットで世界経済対応についての協調声明を望んだが、世界景気刺激策ではメルケル首相と合意出来なかったと報じた。安倍首相は記者会見で世界景気活性化のためにはリスクに積極的に立ち向かう必要があり、構造改革の促進と財政拡大政策が必要と述べた。これに対しメルケル首相は百万人を超える欧州への難民や移民による経済活動の増加を指して、ドイツは十分に経済政策を行っている。...
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ロシアルーブルの下落(2016/01/22)

ロシアの通貨ルーブルが下落している。21日には1ドル85.99ルーブルまで下落し史上最安値を付けた。ロシアの経済は石油を中心とする資源に大きく依存しており、最近の原油価格の低下がルーブル下落の主たる要因であるが、ウクライナ問題に伴う米欧の経済制裁で経済は疲弊しているし、米ドルの金利引上げで資金が流出していることも影響している。昨年12月のルーブル危機の際は中央銀行が政策金利を一気に6.5%引上げて通貨防衛策を発動し一時的にルーブル安に歯止めを掛けた。今回中央銀行は暫く静観するかと思われたが、スイスダボスに出張していた総裁が21日急遽帰国し緊急会議を招集して対応を協議することとなった。ロシアは政治的、軍事的存在感に比べて経済的には影が薄く、2014年の世界GDPランキングでもインドに次いで10位と低迷している。ロシアのメディアによると、最近冷戦時代に旧ソ連の大統領だったゴルバチョフ氏が経済的困難に立ち向かうためにロシア国民の団結が必要だと述べたとも伝えられている。

1月22日付『ヤフーニューズUK』(AFP通信引用)は、「ロシアルーブルの対ドルレート史上最安値 中央銀行会議を招集」という見出しでルーブルの下落と中央銀行の緊急会議招集を伝えた。今回のルーブル下落は原油価格の下落という外的要因で中央銀行が出来ることに限度があるが、何もしないでほっておく訳には行かないという専門家の見方を伝えている。

1月19日付ドイツ国際放送『ドイッチェヴェレ』は、「原油価格低下でロシア景気後退の痛み深まる」という見出しで、原油価格低下に伴い1バレル30ドルでロシア経済は耐久力があるか調査を行うというロシア経済開発相の発言を伝えた。...
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