安倍総理大臣はG7サミットに出席するため、イタリアのシチリア島に到着した。サミット開幕に先立って、米国のトランプ大統領と会談する。サミット出席は6回目となる古株の安倍総理は、初参加のトランプ大統領との良好な関係を生かしてG7の議論をリードしたい考え。特に北朝鮮問題では、これまでより厳しい表現が首脳宣言に盛り込まれるよう日米で連携して働き掛ける方針である。
金正恩委員長の意志は科学者を育成し、重視する方針であることが北朝鮮の内部資料に記されている。平壌の中心部には未来科学者通りという高層マンション群が建設された。科学者と家族は無償で住むことができる。先週、沿道に集まった市民から歓迎を受けたのは14日の「火星12」発射実験に携わった科学者たち。功を立てた科学者には金委員長自ら高級腕時計をつける場面も。内部文書には「軍事力は反米決戦と社会主義建設の勝利のための決定的な担保である。...
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金正恩委員長の意志は科学者を育成し、重視する方針であることが北朝鮮の内部資料に記されている。平壌の中心部には未来科学者通りという高層マンション群が建設された。科学者と家族は無償で住むことができる。先週、沿道に集まった市民から歓迎を受けたのは14日の「火星12」発射実験に携わった科学者たち。功を立てた科学者には金委員長自ら高級腕時計をつける場面も。内部文書には「軍事力は反米決戦と社会主義建設の勝利のための決定的な担保である。核保有国の地位を堅持する原則を守らなければならない」と書かれていた。
ミサイル開発を一手に担う天才科学者の名前が金正植で、生年月日や経歴は不明だ。国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネルメンバーの古川勝久が「一昨年から名前は挙がっていた。近い将来安全保障理事会が追加制裁対象を指定するときに金正植は間違いなくトップ候補の人であるといえるだろう」と伝えている。
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北朝鮮が今月21日、今年に入り11発目となる中距離弾道ミサイル1発を発射し、国連の安全保障理事会は発射を厳しく非難する報道機関向けの声明を発表するとともに緊急会合を開催した。会合の後、別所国連大使は「北朝鮮の受け入れられない対応に対して、究極的に対話が必要だという国は多くいたが、しっかりと圧力をかけていくことについては理解があったと思っている」と述べ、現在ある制裁決議をより確実に履行していくことで一致したことを明らかにした。...
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北朝鮮が今月21日、今年に入り11発目となる中距離弾道ミサイル1発を発射し、国連の安全保障理事会は発射を厳しく非難する報道機関向けの声明を発表するとともに緊急会合を開催した。会合の後、別所国連大使は「北朝鮮の受け入れられない対応に対して、究極的に対話が必要だという国は多くいたが、しっかりと圧力をかけていくことについては理解があったと思っている」と述べ、現在ある制裁決議をより確実に履行していくことで一致したことを明らかにした。一方、制裁決議の履行で鍵を握る中国の劉国連大使は「既存の決議は確実に履行されるべきだが、それと同時に事態の緊張緩和にも取り組まなければならない」と述べ、新たな制裁決議を目指すことについて慎重な姿勢を崩さず、会合で意見はまとまらなかった。
一方、制裁決議の履行で鍵を握る中国の劉国連大使は「既存の決議は確実に履行されるべきだが、それと同時に事態の緊張緩和にも取り組まなければならない」と述べ、新たな制裁決議を目指すことについて慎重な姿勢を崩さず、会合で意見はまとまらなかった。
また北朝鮮外務省は安保理が北朝鮮を厳しく非難する声明を発表したことについて強く反発し、昨日報道官の談話を発表し「米国と追従勢力がわれわれの核武力を強化する措置に言いがかりを付ければ付けるほど、われわれの敵意を呼び起こし核武力の多様化、高度化をさらに進める結果だけを招く」として核ミサイル開発を加速させる考えを強調した。
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韓国の統一省は制限的であるものの北朝鮮との交流再開を検討する方針を発表した。
国際社会の北朝鮮制裁の枠組を壊さない範囲で民間交流が承認される可能性が持ち上がっている。
統一省は北朝鮮の挑発には厳しく対応するが南北関係の断絶は朝鮮半島の安定を考慮すると望ましくないと判断したと交流再開の理由を説明した。
具体的な基準を明らかにしなかったが北朝鮮に対する人道的支援団体を念頭に置いたものと解釈される。...
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韓国の統一省は制限的であるものの北朝鮮との交流再開を検討する方針を発表した。
国際社会の北朝鮮制裁の枠組を壊さない範囲で民間交流が承認される可能性が持ち上がっている。
統一省は北朝鮮の挑発には厳しく対応するが南北関係の断絶は朝鮮半島の安定を考慮すると望ましくないと判断したと交流再開の理由を説明した。
具体的な基準を明らかにしなかったが北朝鮮に対する人道的支援団体を念頭に置いたものと解釈される。現在、統一省には我が民族助け合い運動など人道的支援団体や交流団体など10団体余りが北朝鮮との接触を申請していると言われる。開城工業団地、金剛山観光の再開については触れられていない。チョンウィヨン安保室長が国会を訪れ南北対話はすぐには再開できないものの軍の連絡通信網の再開は急ぐべきだと述べた。
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北朝鮮は今朝国営メディアを通じて、中距離弾道ミサイル「北極星2型」の発射実験に再び成功したと発表した。
22日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は発射の際の写真を掲載し、移動式の発射台に搭載されたミサイルが、ガスなどの圧力によって射出されたあと、空中で点火する技術を使って発射され、白みがかった煙を吹き出して上昇していく様子が捉えられている。
金正恩朝鮮党委員長は「100点満点で完璧だ」と述べた。
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