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招待国首脳ら・原爆慰霊碑・献花(5月21日)
G7サミットは本日最終日。原爆資料館にはG7サミットのメンバー7ヶ国に加えて招待された国の首脳、或いは国際機関の代表が相次いで訪れた。見学を終えた首脳、代表らに花束が手渡され、原爆慰霊碑に花が手向けられた。
今日はウクライナ・ゼレンスキー大統領も参加してG7や招待国の首脳らによるセッションが行われる。議長国の日本は一連の討議を通じ、法の支配に基づく国際秩序を維持・強化する重要性を強く発信したい考え。
G7・原爆資料館・訪問・各国首脳の思いは(5月20日)
G7首脳は、きのう原爆資料館を訪れた。芳名録への記帳内容が公表されている。岸田総理大臣は「歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に『核兵器のない世界』をめざすためにここに集う」と記帳。
米国・バイデン大統領は「この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように。世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。...
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G7首脳は、きのう原爆資料館を訪れた。芳名録への記帳内容が公表されている。岸田総理大臣は「歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に『核兵器のない世界』をめざすためにここに集う」と記帳。
米国・バイデン大統領は「この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように。世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう!」と記帳。
バイデン大統領は、核のない世界を掲げたオバマ元大統領の理念を継承していて、核廃絶に向けたみずからの思いを表明した形。
フランス・マクロン大統領は「感情と共感の念をもって広島で犠牲となった方々を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが、私たちに課せられた使命です」と記帳。
英国・スナク首相は「広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ」と記帳。
ドイツ・ショルツ首相は「この場所は、想像を絶する苦しみを思い起こさせる。核の戦争は決して再び繰り返されてはならない」と記帳。
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首脳宣言を発表・ウクライナ支援継続(5月20日)
G7広島サミットは、首脳らによる討議の成果をまとめた首脳宣言を発表した。ウクライナ情勢をめぐっては首脳宣言とは別に声明を発表したことに触れ、「ウクライナへの支援を継続、強化するとともに、世界の弱い立場の人たちへの影響を軽減するよう取り組む」としている。
核軍縮・不拡散をめぐっては、「現実的で実践的なアプローチを通じて核兵器のない世界」の実現に向けて取り組む」と強調している。
また、中国について、東シナ海や南シナ海の状況に深刻な懸念を表明し、「力や威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」としている。...
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G7広島サミットは、首脳らによる討議の成果をまとめた首脳宣言を発表した。ウクライナ情勢をめぐっては首脳宣言とは別に声明を発表したことに触れ、「ウクライナへの支援を継続、強化するとともに、世界の弱い立場の人たちへの影響を軽減するよう取り組む」としている。
核軍縮・不拡散をめぐっては、「現実的で実践的なアプローチを通じて核兵器のない世界」の実現に向けて取り組む」と強調している。
また、中国について、東シナ海や南シナ海の状況に深刻な懸念を表明し、「力や威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」としている。
さらに、ロシアがウクライナへの侵攻をやめるよう、圧力をかけることを中国に求めている。一方で、「グローバルな課題では協力し、建設的で安定的な関係を構築する」としている。
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G7広島サミット・初日の討議・結果は(5月20日)
きのう開幕したG7広島サミットは初日の討議の結果、ロシアに対する制裁強化策として輸出制限の拡大を目指すなどウクライナに関する声明と核保有国の透明性向上などを求める核軍縮に関する声明をまとめたほか、台湾情勢について、台湾海峡の平和と安定の重要性と両岸問題の平和的解決を促すことで一致した。
2日目のきょうはG20議長国のインドなど8か国の首脳らを交えた拡大会合を開き、食料エネルギー問題を含めた地球規模の課題などを議論する予定。...
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きのう開幕したG7広島サミットは初日の討議の結果、ロシアに対する制裁強化策として輸出制限の拡大を目指すなどウクライナに関する声明と核保有国の透明性向上などを求める核軍縮に関する声明をまとめたほか、台湾情勢について、台湾海峡の平和と安定の重要性と両岸問題の平和的解決を促すことで一致した。
2日目のきょうはG20議長国のインドなど8か国の首脳らを交えた拡大会合を開き、食料エネルギー問題を含めた地球規模の課題などを議論する予定。
G7としてグローバルサウスへの関与を示し連携強化につなげられるかが焦点。今回のサミットにはウクライナ・ゼレンスキー大統領が対面で出席する意向が示された。きょうにも来日、明日予定のウクライナ情勢などの討議に参加、岸田総理との首脳会談、原爆資料館への訪問を検討。議長国の日本はロシアへの制裁とウクライナ支援継続の方針を伝え、G7とウクライナの連帯を確認したい考え。
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ウクライナに関する声明・対ロシア輸出制限拡大明記で調整(5月19日)
G7広島サミットで議長国の日本は首脳宣言とは別にウクライナに関する声明を発表する予定で「ウクライナに永続的な平和をもたらすためのあらゆる努力を払う」などとする原案をまとめている。
この声明について日本政府はロシアへの制裁に関する部分の案を固め各国との調整に入った。輸出制限の対象を戦場で使用されているものを含め侵攻に重要なすべての品目に拡大できるよう行動し、製造や建設といった分野の従事者などを制裁対象に加えるとしている。...
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G7広島サミットで議長国の日本は首脳宣言とは別にウクライナに関する声明を発表する予定で「ウクライナに永続的な平和をもたらすためのあらゆる努力を払う」などとする原案をまとめている。
この声明について日本政府はロシアへの制裁に関する部分の案を固め各国との調整に入った。輸出制限の対象を戦場で使用されているものを含め侵攻に重要なすべての品目に拡大できるよう行動し、製造や建設といった分野の従事者などを制裁対象に加えるとしている。
またロシアが制裁を逃れる動きを防ぎ、第三国がG7のこうした取り組みに関与することを奨励するとしている。
さらにロシアのエネルギーへの依存度を下げ続けることや、ロシアが金属やダイヤモンドから得る収入を削減するよう取り組むことも盛り込んでいる。日本政府はサミットでの首脳間の討議を踏まえ声明を取りまとめることにしている。
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