【ホルムズ海峡】
ホルムズ海峡付近・タンカー2隻に攻撃(6月14日)
中東のホルムズ海峡付近で、日本の海運会社が運航する船を含む、タンカー2隻が攻撃を受けた。専門家は、何者かがこの地域の緊張を高めるために、意図的に事件を起こした可能性があると指摘している。
運航に関わる会社によると、乗り組んでいたロシア人など23人にけがはなく、全員救助された。そして、攻撃を受けたもう1隻「コクカカレイジャス」は、化学物質などを運ぶケミカル船で、東京の海運会社「国華産業」が運航している。...
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中東のホルムズ海峡付近で、日本の海運会社が運航する船を含む、タンカー2隻が攻撃を受けた。専門家は、何者かがこの地域の緊張を高めるために、意図的に事件を起こした可能性があると指摘している。
運航に関わる会社によると、乗り組んでいたロシア人など23人にけがはなく、全員救助された。そして、攻撃を受けたもう1隻「コクカカレイジャス」は、化学物質などを運ぶケミカル船で、東京の海運会社「国華産業」が運航している。
船の位置情報を公開しているウェブサイト「マリントラフィック」によると、今月10日にサウジアラビアを出発し、22日にシンガポールに到着する予定だった。
米国・ポンペイオ国務長官は緊急の記者会見を開き、イランによる攻撃だと非難した。
一方、国連のグテーレス事務総長は事実関係の解明を急いだ。
経済産業省は、仮に海峡が閉鎖される事態になれば、日本にとって死活的な影響があると見ている。ただ、この海域では先月にも、サウジアラビアなどのタンカーなど4隻が攻撃を受けて損傷する事件が起きていて、サウジアラビアは敵対するイランの関与を主張していた。
エネルギーを巡ってはあすから、長野県でG20・主要20箇国の担当閣僚による会合が開かれる。
今回、日本が関係するタンカーが攻撃されたことを受け、日本は議長国としてエネルギーの安全保障の重要性を強く訴える方針である。
エネルギーを巡っては明日から長野県でG20=主要20カ国の担当閣僚会合が開かれる。日本は議長国としてエネルギー安全保障の重要性を強く訴える方針である。
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