イラン・指導部非難で12日も抗議デモ(1月13日)
イランでウクライナ国際航空の旅客機が墜落し、イラン軍は11日、一転して誤って撃墜したことを認めた。
イラン国内では当初、撃墜が隠蔽されたなどとして指導部を非難する声が上がり、テヘランでは11日に続いて12日も抗議デモが行われた。
集まった人たちは最高指導者ハメネイ師を非難し、治安部隊が排除に乗り出した。
米国のトランプ大統領は12日、ツイッターに投稿し「イランの指導者へ、抗議デモの参加者を殺すな。...
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イランでウクライナ国際航空の旅客機が墜落し、イラン軍は11日、一転して誤って撃墜したことを認めた。
イラン国内では当初、撃墜が隠蔽されたなどとして指導部を非難する声が上がり、テヘランでは11日に続いて12日も抗議デモが行われた。
集まった人たちは最高指導者ハメネイ師を非難し、治安部隊が排除に乗り出した。
米国のトランプ大統領は12日、ツイッターに投稿し「イランの指導者へ、抗議デモの参加者を殺すな。世界が見ている。何より米国が見ている」とイラン当局をけん制した。
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安倍首相・サウジアラビア訪問“関係国が力を結集すべき”(1月13日)
米国とイランの軍事的な緊張が高まっている。安倍総理はイランの対岸にあるアラブ諸国・サウジアラビアに訪れている。サルマン国王との首脳会談に続いてムハンマド皇太子と会談し、両者は地域の安定と緊張緩和に向けて関係国が力を結集すべきという認識で一致した。
スンニ派の大国・サウジアラビアはシーア派の大国・イランと4年前に国交断絶しその後も緊張状態が続いている。
安倍総理はサルマン国王と首脳会談を行い、情勢の安定化に向け、外交努力を尽くすとして日本の立場を伝えた。...
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米国とイランの軍事的な緊張が高まっている。安倍総理はイランの対岸にあるアラブ諸国・サウジアラビアに訪れている。サルマン国王との首脳会談に続いてムハンマド皇太子と会談し、両者は地域の安定と緊張緩和に向けて関係国が力を結集すべきという認識で一致した。
スンニ派の大国・サウジアラビアはシーア派の大国・イランと4年前に国交断絶しその後も緊張状態が続いている。
安倍総理はサルマン国王と首脳会談を行い、情勢の安定化に向け、外交努力を尽くすとして日本の立場を伝えた。この後、日本時間午前2時半過ぎからムハンマド皇太子と会談した。
安倍総理の言葉に対し、ムハンマド皇太子は安倍総理の見方に完全に同意すると述べ、そして両社は関係国が力を結集すべきだという認識で一致した。
また中東地域での自衛隊派遣について日本関係船舶の安全航行の確保を目的に自衛隊による情報収集を行う事を説明したのに対し、ムハンマド皇太子からは日本の取り組みを完全に支持するとして船舶の航行の安全確保へ引き続き連携することで一致した。
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旅客機撃墜・イランがウクライナに“正式謝罪”(1月12日)
今月8日、ウクライナ国際航空の旅客機がテヘラン近郊の空港を離陸した直後に墜落し、180人近い乗客乗員全員が死亡した事故に関して、イランの軍がウクライナの旅客機の撃墜を認めたことを受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領はイランのロウハニ大統領との電話会談で正式な謝罪を受けたことを明らかにした。
ゼレンスキー大統領は電話会談後、国民向けのメッセージを発表した。
それによると、ロウハニ大統領はウクライナ政府と遺族に正式に謝罪し、犠牲者の遺体の引き渡しと補償に応じると伝えてきたという。...
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今月8日、ウクライナ国際航空の旅客機がテヘラン近郊の空港を離陸した直後に墜落し、180人近い乗客乗員全員が死亡した事故に関して、イランの軍がウクライナの旅客機の撃墜を認めたことを受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領はイランのロウハニ大統領との電話会談で正式な謝罪を受けたことを明らかにした。
ゼレンスキー大統領は電話会談後、国民向けのメッセージを発表した。
それによると、ロウハニ大統領はウクライナ政府と遺族に正式に謝罪し、犠牲者の遺体の引き渡しと補償に応じると伝えてきたという。
そして今後の調査でブラックボックスの解析にウクライナの専門家が加わることにも同意したとしている。
また、ゼレンスキー大統領は、イランが撃墜を認めたのは米国やカナダなどから提供された情報のおかげだと各国に謝意を示した。
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イラン国営放送・墜落したウクライナ機、イラン軍が誤って撃墜したとの軍声明を伝えた(1月11日)
11日、先ほど国営イラン放送は、テヘランで墜落したウクライナ機について、イラン軍が誤って撃墜したとの軍声明を伝えた。
米国とイランの戦争危機は土壇場で回避されたものの、イランメディアは「イランの革命防衛隊が実施した弾道ミサイルによる攻撃を米軍の防空システムは阻止できなかった」と報じるなど、イランに有利な状況で話が収束しかけていた。
ところが、イランが米軍基地を攻撃したすぐ後にテヘラン近郊で墜落したウクライナ国際航空機をめぐり、国営イラン放送は、墜落したウクライナ機について、イラン軍が誤って撃墜したとの軍声明を伝えた。...
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11日、先ほど国営イラン放送は、テヘランで墜落したウクライナ機について、イラン軍が誤って撃墜したとの軍声明を伝えた。
米国とイランの戦争危機は土壇場で回避されたものの、イランメディアは「イランの革命防衛隊が実施した弾道ミサイルによる攻撃を米軍の防空システムは阻止できなかった」と報じるなど、イランに有利な状況で話が収束しかけていた。
ところが、イランが米軍基地を攻撃したすぐ後にテヘラン近郊で墜落したウクライナ国際航空機をめぐり、国営イラン放送は、墜落したウクライナ機について、イラン軍が誤って撃墜したとの軍声明を伝えた。
当初は事故とみられていたウクライナ国際航空機の墜落だったが、トランプ大統領の「誰かがミスを犯してしまったのかもしれない」と思わせぶりな発言をきっかけとし、複数の欧米メディアが「ウクライナ機はイランに誤って撃墜された可能性がある」と伝え、イランの誤射である可能性をほのめかしていた。
同機にはイラン82人、カナダ63人、ウクライナ11人、スウェーデン10人、アフガニスタン4人、ドイツ3人、英国3人が乗っていたものの、全員が死亡しており、特に犠牲者が多い欧州やカナダはイランに対する怒りを露わにしている。
イラン軍当局は撃墜を発表しているが、イランの誤射だとすれば、イランは国際社会から追求される立場になり、これまで核合意交渉でイラン側のサポートに回ってきた欧州からも距離を置かれる可能性がある。
現段階でトランプ大統領は撃墜に関する批判は控えているものの、今後のイランとの交渉の中で米国VSイランではなく国際社会VSイランという構図が出来、この事件を利用する可能性さえ出てきた。状況はますます予断を許さないものになった。
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米国・複数のメディア“旅客機はイランが撃墜”(1月10日)
イランで墜落した複数の旅客機について、米国の複数のメディアは誤ってイランによって撃墜された可能性があるとする米国政府関係者の見方を伝えた。
一方、イランのメディアはイラン当局の責任者が強く否定していると伝えている。8日、ウクライナの旅客機は離陸直後に墜落。乗客乗員約180人全員が死亡した。
米国CBSテレビによると「イランから2発の地対空ミサイルを発射。米国の衛星が探知直後に旅客機が爆発した」という。...
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イランで墜落した複数の旅客機について、米国の複数のメディアは誤ってイランによって撃墜された可能性があるとする米国政府関係者の見方を伝えた。
一方、イランのメディアはイラン当局の責任者が強く否定していると伝えている。8日、ウクライナの旅客機は離陸直後に墜落。乗客乗員約180人全員が死亡した。
米国CBSテレビによると「イランから2発の地対空ミサイルを発射。米国の衛星が探知直後に旅客機が爆発した」という。
米国・トランプ大統領は撃墜された可能性を示唆した。
またカナダ・トルドー首相は「同盟国・カナダ情報部など複数の筋から情報を得ている」としている。
イランの当局の責任者は「この空域は国際便や国内便が行き交い、ミサイル発射はありえない筋の通らない噂」と強く否定している。
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