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稀勢の里と鶴竜二横綱休場・優勝争い主役は?(9月8日)
7日、秋場所への出場が危ぶまれていた横綱・稀勢の里と鶴竜の休場が決定した。共に五月場所から三場所連続での休場である。稀勢の里が初日から休場するのは16年の相撲人生で初のこと。鶴竜は横綱昇進後7回目の休場ということになる。四横綱のうち二人が休場するのは1999年春場所以来18年ぶりだ(曙、若乃花)。
さらに白鵬も痛めた左膝の状態が思わしくなく、8日に出場するかどうかの決断を下すという。もしも三横綱が休場となると、昭和以降では初めてのこととなる。...
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7日、秋場所への出場が危ぶまれていた横綱・稀勢の里と鶴竜の休場が決定した。共に五月場所から三場所連続での休場である。稀勢の里が初日から休場するのは16年の相撲人生で初のこと。鶴竜は横綱昇進後7回目の休場ということになる。四横綱のうち二人が休場するのは1999年春場所以来18年ぶりだ(曙、若乃花)。
さらに白鵬も痛めた左膝の状態が思わしくなく、8日に出場するかどうかの決断を下すという。もしも三横綱が休場となると、昭和以降では初めてのこととなる。
優勝争いは残る横綱・日馬富士が本命となるのでは?と思われるが、ここで秋場所の展望について注目力士を挙げて探ってみることにする。
(東大関・高安)大関初の場所となった名古屋では大関・横綱陣との対戦で負けが込み四連敗を喫した。九勝六敗といささか不本意な成績に終わったが、“クンロク大関“となるような器ではあるまい。その後の夏巡業でも調子は上向きのようで、終盤戦まで取りこぼしがなければ初の賜杯を抱くのは夢ではなさそうだ。
(西関脇・御嶽海)先場所は白鵬を破り殊勲賞を獲得。だが、二桁勝利には一歩届かなかった。今場所を大関昇進への足がかりにできるか?
他には自身二度目の関脇の嘉風にも注目が集まる。「常に上を目指している」という35歳は大関昇進を本気で狙ってくる筈。上位陣を切り崩すキーマンとなりそうな存在だ。先場所12勝を挙げ小結に復帰した栃煌山、最後まで優勝争いに絡む活躍を見せた碧山の相撲も気にかかる。横綱陣不在のなか、三役力士たちの躍進に期待したい。争いから飛び出すのは果たして誰か?
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W杯最終予選終了・ハリルホジッチ監督の挑戦(9月7日)
ロシアW杯アジア最終予選、日本はアウェーでサウジアラビアとの最終試合を戦い、0-1で敗れた。サウジ王室のサルマン皇太子が試合会場となったスポーツシティスタジアムの約6万席を自腹で購入し、チケットが買えない国民に無料開放するという仰天プランを実行。なかなか自国開催でも埋まることのないサウジアラビアの試合が、6万2000人もの大観衆で埋め尽くされた。勝てば2位通過でW杯のチケットが手に入るサウジは、割れんばかりの大声援を受けて日本ゴールに攻めかかった。...
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ロシアW杯アジア最終予選、日本はアウェーでサウジアラビアとの最終試合を戦い、0-1で敗れた。サウジ王室のサルマン皇太子が試合会場となったスポーツシティスタジアムの約6万席を自腹で購入し、チケットが買えない国民に無料開放するという仰天プランを実行。なかなか自国開催でも埋まることのないサウジアラビアの試合が、6万2000人もの大観衆で埋め尽くされた。勝てば2位通過でW杯のチケットが手に入るサウジは、割れんばかりの大声援を受けて日本ゴールに攻めかかった。
試合前「本大会に向けて成長するため、非常に重要なテスト」と総括していたハリルホジッチ監督。本田圭佑と岡崎慎司はスタメンに復帰。久々の代表復帰となった柴崎岳もこの試合が初先発となった。結果は最少失点差での惜敗ではあったが、最終予選をグループB1位突破で終えたのは上々の結果だった。日本に続き、サウジアラビアがW杯出場を決め、3位オーストラリアは大陸間プレーオフへ回ることとなった。
この最終戦でも、後半に本田を下げてA代表デビューとなる杉本健勇を投入したハリルホジッチ監督。最終予選で出場を果たした選手は10試合で32人を数えた。これは前回大会のザッケローニ監督時代のおよそ1.5倍である。多くの人材を試し続けたハリル監督の信念を感じさせる。2日、豪州戦後の記者会見では自ら続投を明言した。時にメディアとの衝突も辞さない血気盛んなこの指揮官は「日本をFIFAランクトップ10に入らせる」のが目標だと語る。「まだこのチームは伸びしろがある。W杯までにさらに成長させていきたい」大会開幕まであと280日。ハリル監督の挑戦は続く。
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グラチャン開幕・新鍋理沙&野本梨佳に注目!(9月6日)
バレーボールは四年に一度行われる4つの国際大会が一年ごとに開催されている。その四大大会は世界バレー、W杯、オリンピックの順で行われ、五輪の翌年にあるのがワールドグランドチャンピオンズカップ・通称グラチャンである。
グラチャンは1993年のスタートで4大大会の中では最も歴史が新しい。4大陸のチャンピオン国と開催国の日本、そして推薦国1か国の合計6か国による理総当たりのリーグ戦となっている。その第7回目の開催となる2017女子大会が6日、東京体育館で開幕した。...
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バレーボールは四年に一度行われる4つの国際大会が一年ごとに開催されている。その四大大会は世界バレー、W杯、オリンピックの順で行われ、五輪の翌年にあるのがワールドグランドチャンピオンズカップ・通称グラチャンである。
グラチャンは1993年のスタートで4大大会の中では最も歴史が新しい。4大陸のチャンピオン国と開催国の日本、そして推薦国1か国の合計6か国による理総当たりのリーグ戦となっている。その第7回目の開催となる2017女子大会が6日、東京体育館で開幕した。日本の初戦の相手は推薦国の韓国。世界ランキングは日本の6位に対し、10位と参加国中最下位だが、日本はリオ五輪最終予選と本戦で連敗中。是が非でも勝っておきたい相手だ。
長年火の鳥NIPPONを支えた木村沙織の引退後、主力メンバーが入れ替わった全日本。なかでも4年ぶりに代表復帰した新鍋理沙や新主将に指名された岩坂名奈ら、中田久美新監督が育て上げた久光製薬のメンバーの存在感が増した。この日もスタメン出場した2人がゲームを作っていく。新鍋の武器は卓越したサーブレシーブ(レセプション)と伸びのあるサーブだ。この試合のサーブレシーブ成功率は韓国が約43%なのに対し、日本が75%と圧倒。3-0でのストレート勝ちをもたらした。リオ五輪で大きな弱点だったレセプションが改善したことは、全日本にとって大きな進歩といえるだろう。
攻撃陣では負傷欠場の古賀と長岡に代わり抜てきされた野本梨佳が、チーム最多18得点と結果を出した。彼女も久光の秘蔵っ子。中田チルドレンの活躍が期待される大会となりそうだ。
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大相撲秋場所直前・休場明け稀勢の里の出場は(9月5日)
次の日曜日、10日に初日を迎える大相撲秋場所。二場所連続途中休場で出場の行方が注目される横綱・稀勢の里が5日、二所ノ関一門の連合稽古で久々に関取相手の稽古を行った。
休場後はまだ本格的な稽古が再開できていない稀勢の里。夏巡業はほとんど土俵に上がらず、田子ノ浦部屋でも幕下力士などとの調整にとどめてきたが、この日は新十両の矢後と十三番ぶつかり稽古をこなした。負傷した足首や上腕部もしっかり使えている様子だ。...
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次の日曜日、10日に初日を迎える大相撲秋場所。二場所連続途中休場で出場の行方が注目される横綱・稀勢の里が5日、二所ノ関一門の連合稽古で久々に関取相手の稽古を行った。
休場後はまだ本格的な稽古が再開できていない稀勢の里。夏巡業はほとんど土俵に上がらず、田子ノ浦部屋でも幕下力士などとの調整にとどめてきたが、この日は新十両の矢後と十三番ぶつかり稽古をこなした。負傷した足首や上腕部もしっかり使えている様子だ。だが、この日も幕内力士とは胸を合わさず仕舞い。「まだまだですね。(調子は)良くも悪くもないんじゃないですか」稽古後は報道陣の質問を、いつもと同じポーカーフェイスで煙に巻いた。しかし、不安が拭えない横綱は稀勢の里ばかりではない。
1日に行われた場所前恒例の横綱審議委員会の稽古総見には4横綱が顔を揃えたものの、故障を抱えている稀勢の里、白鵬、鶴竜の3横綱は申し合いには参加しなかった。これには八角理事長も「物足りなかった」とおかんむり。横審の北村正任委員長も「横綱3人が相撲をとらなかったのは残念だ」と苦言を呈した。
横綱の中で唯一気を吐いたのは日馬富士で、関脇らを相手に9戦全勝。その日馬富士も両肘や両足首など最もけがに苦しんでいるが、「焦らずゆっくり稽古に精進して本場所に臨みたい」と意気込みを語った。4横綱は、翌2日には大関・高安の大関昇進披露宴に出席。会場では笑みも見せ終始和やかムードに。確かに様々な行事が多い中で、怪我から復調するのは大変だろうと思う。だが、本場所に出場するとなったならば、綱の地位に相応しい相撲を見せて貰いたい。
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銀1、銅3獲得・輝いたフェアリーたちの舞い(9月4日)
「気持ちを込めて最後、ラストキャッチしました(杉本早裕吏)」最終日を迎えた世界新体操選手権で日本のフェアリーたちが華麗に舞った。
2日には、団体総合で42年ぶりに表彰台に上った日本(金・ロシア、銀・ブルガリア、銅・日本)。前回の1975年・第7回大会は優勝候補のソ連や、ブルガリアがボイコットした中での2位だった。それを考えると今回のメダルの価値は非常に大きいといえる。
快挙を成し遂げ、勢いに乗った日本は団体種目別の「フープ」でも銅メダルに輝く。...
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「気持ちを込めて最後、ラストキャッチしました(杉本早裕吏)」最終日を迎えた世界新体操選手権で日本のフェアリーたちが華麗に舞った。
2日には、団体総合で42年ぶりに表彰台に上った日本(金・ロシア、銀・ブルガリア、銅・日本)。前回の1975年・第7回大会は優勝候補のソ連や、ブルガリアがボイコットした中での2位だった。それを考えると今回のメダルの価値は非常に大きいといえる。
快挙を成し遂げ、勢いに乗った日本は団体種目別の「フープ」でも銅メダルに輝く。そして「ロープ・ボール」では最後まで一糸乱れぬ連携を披露。最後の大技も見事にキャッチして、団体種目別では初めてとなる銀メダルを獲得した。表彰式後、キャプテンの杉本早裕吏(さゆり)は「東京五輪に向けていいスタートが切れたと思う。強豪国に負けないくらいもっともっと食い込んでいけたらたい」と笑顔で誓った。
個人種目別「フープ」銅メダルの皆川夏穂をあわせ、過去最多4つのメダルを獲得して幕を閉じた今回の世界選手権。日本躍進の陰には、ロシア人のインナ・ビストロヴァコーチの存在があった。日本代表チームは10年前から年間の半分をロシアに滞在。世界トップの強豪国で練習を積み、芸術性や表現力を磨き続けてきたという。海外合宿も含めて、ほぼ一年間寝食を共にする選手たち。息の合った連係技は日常からお互いのコミュニケーションがうまく取れていることの証でもある。「応援ありがとうございました!」カメラの前で日本へ向けた感謝の言葉を揃えた6人の妖精たち。“フェアリージャパン”の新しい時代が始まった瞬間だ。
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