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大相撲大阪場所初日・この日一番の声援は?…(3月12日)
白鵬、稀勢の里の二横綱が休場のなか大相撲春場所が始まった。先場所14勝1敗の好成績で平幕優勝を果たした栃ノ心は、10場所ぶりに関脇に復帰。場所前の稽古中に右足を負傷するアクシデントに見舞われたが、初日は万全の四つ相撲で白星発進した。
一方で“荒れる春場所”では初日から豪栄道と高安の両大関が敗れる波乱が。一人横綱の鶴竜は先場所土俵下に転落した際に負傷した右手指の影響が心配されたが、しっかりと前回しをつかんで寄り切り不安を感じさせなかった。...
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白鵬、稀勢の里の二横綱が休場のなか大相撲春場所が始まった。先場所14勝1敗の好成績で平幕優勝を果たした栃ノ心は、10場所ぶりに関脇に復帰。場所前の稽古中に右足を負傷するアクシデントに見舞われたが、初日は万全の四つ相撲で白星発進した。
一方で“荒れる春場所”では初日から豪栄道と高安の両大関が敗れる波乱が。一人横綱の鶴竜は先場所土俵下に転落した際に負傷した右手指の影響が心配されたが、しっかりと前回しをつかんで寄り切り不安を感じさせなかった。大関に土をつけた玉鷲と遠藤や、二場所連続二けた勝利の逸ノ城など復調ぶりを見せている力士たちが好スタートを切り、今場所も活躍を予感させる。このうちの誰かが独走してもおかしくない。優勝争いは例年以上に面白くなりそうだ。
一方で今場所は十両の土俵が多士済々な顔ぶれで溢れている。20歳の新十両・貴公俊は貴源治の双子の兄。師匠の貴乃花親方をはじめ、角界には人気を博した兄弟関取が存在したが、双子の関取誕生は史上初めてのこととなる。もう一人の新十両・炎鵬とともに注目したい。逆に幕内から陥落してきた元大関・照ノ富士、関取最年長39歳・安美錦と38歳・豪風ももう一花咲かせたいところ。彼らベテラン勢と若手の対戦も楽しみだ。
そして、おそらくこの日一番の大歓声を浴びていたのが3場所ぶりの復帰となった貴ノ岩だろう。暴行事件からの復活に土俵入りの際には大きな声援が飛んだ。落ち着いた取り口で勝利して、昨年秋場所11日目以来の勝ち名乗り。相撲勘も戻っている様子だ。活躍に期待したい。
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平昌パラリンピック開幕・スノーボードに注目(3月10日)
第12回冬季パラリンピック平昌大会がいよいよ開幕した。9日、平昌五輪スタジアムで行われた開会式の模様はNHKがEテレで生中継。副音声では今回初めての試みとして、視覚障害者向けの解説も放送された。
クライマックスの聖火登場。背中に聖火を立てたパラアイスホッケーの選手が、急勾配の階段を義足で力強く登っていく。頂上で待っていたのは車いすカーリングの韓国代表選手とオリンピックで銀メダルを獲得したカーリング韓国代表のキム選手だった。...
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第12回冬季パラリンピック平昌大会がいよいよ開幕した。9日、平昌五輪スタジアムで行われた開会式の模様はNHKがEテレで生中継。副音声では今回初めての試みとして、視覚障害者向けの解説も放送された。
クライマックスの聖火登場。背中に聖火を立てたパラアイスホッケーの選手が、急勾配の階段を義足で力強く登っていく。頂上で待っていたのは車いすカーリングの韓国代表選手とオリンピックで銀メダルを獲得したカーリング韓国代表のキム選手だった。最後はオリンピアンとパラリンピアンの協力で聖火台に火が灯された。
Eテレの放送は22時以降はサブチャンネルに移行してしまい、最後までご覧になれなかった方がいたかもしれないのは残念だが、パラリンピックの理念である“多様性”を表現した素晴らしい式典であったと思う。
今大会には49か国から500人余りの選手たちが参加。9日から18日までの10日間で6競技80種目が行われる。日本からは5競技に38人がエントリー。スノーボード代表・成田緑夢(ぐりむ)はトリノ五輪代表だった成田童夢、今井メロの弟である。兄や姉にも劣らぬ将来を嘱望されたスノーボーダーだったが、練習中に左脚を失いかねないほどの重傷を負い一時競技を断念。しかしその後取り組み始めたウェイクボードの大会で優勝したのをきっかけにパラリンピアンとしての再起を果たした。
スノーボードでは他にも北京とリオパラリンピック走り幅跳び銀の山本篤も冬季競技に初挑戦。成田、山本ともに「スノーボードクロス」と「バンクドスラローム」に出場予定だ。注目したい。
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激震レスリング界・17日~ワールドカップ開幕(3月9日)
かつて日本レスリング界がこれだけ連日大々的に報道されたことがあっただろうか。日本レスリング協会幹部からパワハラがあったとの告発状が内閣府に提出された問題。その被害に遭っていたとされたのが、オリンピック4連覇で国民栄誉賞受賞の伊調馨選手とあっては致し方ないことなのかもしれない。
事態は政界にも波及し、8日には協会副会長を務める馳浩元文部科学相もコメントを発表。「当事者の方にどういうやり方がよいのか確認した上で丁寧にやることが必要」と、協会が決定した第三者の弁護士による関係者への聞き取り調査を見守る姿勢を示した。...
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かつて日本レスリング界がこれだけ連日大々的に報道されたことがあっただろうか。日本レスリング協会幹部からパワハラがあったとの告発状が内閣府に提出された問題。その被害に遭っていたとされたのが、オリンピック4連覇で国民栄誉賞受賞の伊調馨選手とあっては致し方ないことなのかもしれない。
事態は政界にも波及し、8日には協会副会長を務める馳浩元文部科学相もコメントを発表。「当事者の方にどういうやり方がよいのか確認した上で丁寧にやることが必要」と、協会が決定した第三者の弁護士による関係者への聞き取り調査を見守る姿勢を示した。同日夜、理事会で調査を担当する弁護士3人も決定。調査結果は倫理委員会を通してレスリング協会に報告されることとなっている。これに関しては告発状を提出した弁護士から異論も出ており、今後スムーズに事が運ぶどうかは、まだ見通せない。
実は女子レスリングは今月17・18日に、群馬県高崎市で国別対抗戦・女子ワールドカップの開催を控えている。4年ぶりの日本開催となるこの国際大会には、全日本選手権1位・2位の選手らが出場する予定。今回から階級が8から10階級に増えた女子レスリングにとっては、東京五輪に向け大事な試金石となる大会だ。先月13日の代表選手発表記者会見には栄和人強化本部長も出席して抱負を述べていた。だが、今回の騒動で心身衰弱とされており、代わりに笹山秀雄女子強化委員長が指揮を執ることとなった。日本女子は現在W杯三連覇中。一連の騒動が、大会に出場する選手たちへの妨げになってしまっては何にもならない。一日も早い問題解決と、組織のコンプライアンス改革を望みたい。
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雨のアルガルベカップ・なでしこジャパン苦悩(3月8日)
毎年ポルトガル南部のアルガルベ地方で開催されるアルガルベカップは、女子サッカーにおいてW杯やオリンピックに次ぐ国際大会だ。日本は2012年と14年に準優勝を果たしたが、ここ3年は思うような成績を挙げられていない。
列島を感動に包んだあのW杯初制覇は7年前。12年から14年にかけて日本女子のFIFAランキングは世界3位にまで上がった。だが2016年に、リオ五輪地区予選でまさかの敗退。その後ランキングは下がり現在は9位にまで落ちている。...
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毎年ポルトガル南部のアルガルベ地方で開催されるアルガルベカップは、女子サッカーにおいてW杯やオリンピックに次ぐ国際大会だ。日本は2012年と14年に準優勝を果たしたが、ここ3年は思うような成績を挙げられていない。
列島を感動に包んだあのW杯初制覇は7年前。12年から14年にかけて日本女子のFIFAランキングは世界3位にまで上がった。だが2016年に、リオ五輪地区予選でまさかの敗退。その後ランキングは下がり現在は9位にまで落ちている。昨年12月の東アジアE-1選手権では準優勝。今大会で来年に迫ったフランスW杯に向けての弾みをつけたいなでしこジャパン。ところがグループリーグ初戦で欧州王者のオランダに2-6と大敗を喫してしまう。何とか残るアイスランド、デンマークとの2試合を競り勝ち、5位-6位選手権へ回ることとなった。
試合前、FWの岩渕真奈は「W杯アジア予選に向けてすごく大事な試合になってくる。このチーム全員で笑って日本に帰れたらいいと思う」と抱負を述べた。雨のなか始まった最終戦。前半20分、一瞬プレーが止まった隙にカナダに先制点を決められてしまう。何とか早い時間帯に追いつきたい日本だったが、後半開始直後に守備の乱れで再び失点。58分からは、なでしこリーグ2季連続得点王の田中美南を投入。しかしカナダの厚い守りを崩せず、終了間際に得たPKでもゴールを割ることは出来なかった。
「悔しい敗戦を無駄にしないためにも次につなげていきたい」ミスが続いた試合に高倉麻子監督は厳しい表情。W杯予選を兼ねる来月開幕のアジア杯に向け、戦略の立て直しが迫られる。
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イチロー6年ぶりに古巣復帰・上原浩治は?…(3月7日)
日米通算4358安打、MLB現役最長野手のイチローがシアトルに帰ってくる。去年11月フリーエージェントとなり、去就が注目されていたが日本時間の6日、シアトル・マリナーズとメジャー契約で合意した。6年ぶりに背番号「51」の雄姿をセーフコ・フィールドで見ることが出来そうだ。
今年でメジャー移籍から18年目。プロ生活26年目となるイチローは現在44歳。昨年末、地元愛知県豊山町で「イチロー杯」少年野球大会の閉会式に出席した際に、野球少年から去就を問われる一幕があった。...
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日米通算4358安打、MLB現役最長野手のイチローがシアトルに帰ってくる。去年11月フリーエージェントとなり、去就が注目されていたが日本時間の6日、シアトル・マリナーズとメジャー契約で合意した。6年ぶりに背番号「51」の雄姿をセーフコ・フィールドで見ることが出来そうだ。
今年でメジャー移籍から18年目。プロ生活26年目となるイチローは現在44歳。昨年末、地元愛知県豊山町で「イチロー杯」少年野球大会の閉会式に出席した際に、野球少年から去就を問われる一幕があった。イチローは苦笑しながら「44歳のおじさんはどうなのかという感じになって(中略)ペットショップで売れ残った大きな犬みたいな状態になっています」現状を語っていた。2004年にはMLB記録のシーズン262安打を記録したイチローだが、先季は専ら代打での起用となり、渡米後最少の50安打にとどまった。ちなみにMLB通算最多安打のピート・ローズの現役ラストシーズンは45歳で、52安打だった。今回マリナーズとは1年契約。「50歳までMLBでプレー」の目標に向け、正念場のシーズンとなる。
MLBは29日に開幕を迎えるが、未だ去就の決まらないFA選手が大勢いる。42歳の上原浩治もその一人。1日には自らのブログで「日本からの誘いがあればそこに行くことを考えています」と心境を綴った。5日帰国したが、今後関係者との話し合いを進めるようだ。以前はメジャーで現役を終える考えを示していたが、日本球界復帰が現実味を帯びてきた。彼もまた再び古巣のユニフォームを着ることはあるのだろうか?ベテランの決断に注目が集まる。
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