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MLB・大谷翔平の初挑戦&田中将大の課題(4月13日)
ここまで10試合に出場し、先発投手で2勝を挙げ3本の本塁打を記録する規格外の活躍を見せている大谷翔平。9日には、所属するアメリカンリーグの週間最優秀選手に選出されたばかりだが、その勢いはとどまるところを知らない。
打者として5日ぶりに8番指名打者で先発出場を果たしたレンジャーズ戦で、いきなりランナー1・2塁のチャンスで打席が回ってきた。ここで大谷はしぶとくレフト前に運び、先制点をもたらした。...
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ここまで10試合に出場し、先発投手で2勝を挙げ3本の本塁打を記録する規格外の活躍を見せている大谷翔平。9日には、所属するアメリカンリーグの週間最優秀選手に選出されたばかりだが、その勢いはとどまるところを知らない。
打者として5日ぶりに8番指名打者で先発出場を果たしたレンジャーズ戦で、いきなりランナー1・2塁のチャンスで打席が回ってきた。ここで大谷はしぶとくレフト前に運び、先制点をもたらした。第4打席は四球を選び出塁。すると、昨シーズンまで2年間日本ハムファイターズでチームメイトだったクリス・マーティンが登板。大きくリードを取った大谷をけん制でアウトに切って取った。一度はビデオ確認のチャレンジで判定が覆ったものの、その直後再び鋭い牽制球でアウトとなり、大谷のメジャー初盗塁はお預けに。これには試合後の大谷も思わず苦笑い。思わぬ元同僚との再会になったが、チームは7-2で快勝、西地区の首位を守っている。
この日は東地区でも日本人選手が活躍。ヤンキース・田中将大は敵地ボストンでレッドソックスとの試合に先発。4回までヒット2本1失点に抑える好投をみせた。しかし7点の大量リードをもらいながらも、5回に突然乱調。満塁弾を含めこの回一挙に5失点を喫してしまう。その後、7回にはヤンキース・オースティンへの死球をめぐり、両軍入り乱れての大乱闘に発展するなど荒れたゲームとなった。味方の大量援護もあり今季2勝目を飾った田中だが、前回の登板と同じく中盤で崩れたのは不安だ。昨年は突然崩れる試合が多く、一発にも苦しんだ。試合後も「反省すべき所は沢山あります」と表情は晴れない。次回登板までに課題を修正してほしい。
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プロ野球開幕から10試合・まさかの展開に?(4月12日)
11日、東京ドームで行われたジャイアンツvsベイスターズ戦は、ジャイアンツ1点リードで迎えた8回表にベイスターズが乙坂、戸柱らのタイムリーで沢村を攻略。6―3で逆転勝ちを収めた。これでジャイアンツは5連敗となり、およそ6年ぶりに単独最下位に転落した。
ジャイアンツは今年のオープン戦で12球団最多17試合を戦い、11勝5敗1分けの好成績で首位だった。多くの解説者も優勝候補に挙げており、スタートダッシュに失敗するとは想定外であろう。...
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11日、東京ドームで行われたジャイアンツvsベイスターズ戦は、ジャイアンツ1点リードで迎えた8回表にベイスターズが乙坂、戸柱らのタイムリーで沢村を攻略。6―3で逆転勝ちを収めた。これでジャイアンツは5連敗となり、およそ6年ぶりに単独最下位に転落した。
ジャイアンツは今年のオープン戦で12球団最多17試合を戦い、11勝5敗1分けの好成績で首位だった。多くの解説者も優勝候補に挙げており、スタートダッシュに失敗するとは想定外であろう。一方、OP戦2勝12敗2分と12球団ワーストの結果だったタイガースは、開幕戦から投打が好調で、現在首位を走っている。
昨シーズンはOP戦首位と絶好調だったマリーンズが開幕直後から低迷し、球団ワースト記録の87敗を喫し最下位に終わってしまった。一体何故春先の好調さが、開幕後も持続されないのだろうか?一般的にOP戦はあくまでも調整のための試合であり勝敗にこだわる必要はない。順位にも意味はなく「シーズンの成績との関連は特にない」というのが専門家の意見のようだ。
…だが、あまり不吉なことを言うと、G党のお叱りを受けるかもしれないので、改めてOP戦成績とペナントレースの相関を紐解いてみたい。震災で途中終了した2011年を除き、この直近6シーズンで見てみると、「OP戦優勝チーム」は実に半数の3チームがリーグ優勝を果たしている。逆にCS出場を逃したのは先述の17年マリーンズと16年タイガースのみだ。いまはまだ開幕から10試合余りを終了したばかりで全カードが一巡していない。ここからまた順位が大きく変動してくるのではないだろうか。
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復活を期す“なでしこジャパン”W杯への期待(4月11日)
2019年のワールドカップフランス大会を控える女子サッカー。日本女子代表・なでしこジャパンは、現在ヨルダンでW杯出場権をかけてAFCアジアカップを戦っている。
出場8チーム中5位までにW杯への切符が得られる今大会。1次リーグB組の初戦でベトナムに完勝したなでしこジャパンは10日、韓国代表との一戦に臨んだ。勝てば8大会連続の出場が決まる試合。FWには2試合連続で先発となった岩渕真奈に加え、ベトナム戦途中出場でゴールを決めた田中美南と2年ぶり代表復帰の川澄奈穂美という布陣でスタート。...
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2019年のワールドカップフランス大会を控える女子サッカー。日本女子代表・なでしこジャパンは、現在ヨルダンでW杯出場権をかけてAFCアジアカップを戦っている。
出場8チーム中5位までにW杯への切符が得られる今大会。1次リーグB組の初戦でベトナムに完勝したなでしこジャパンは10日、韓国代表との一戦に臨んだ。勝てば8大会連続の出場が決まる試合。FWには2試合連続で先発となった岩渕真奈に加え、ベトナム戦途中出場でゴールを決めた田中美南と2年ぶり代表復帰の川澄奈穂美という布陣でスタート。前半韓国の猛攻をしのいだ日本は、後半に入り攻勢に出る。しかし、川澄のコーナーキックに菅沢優衣香がヘッドを合わせるが惜しくも枠を捉えられず、アディショナルタイムの岩渕のシュートもキーパーの正面でゴールを奪うことは出来なかった。W杯出場権確定は次のオーストラリア戦に持ち越し。試合後、高倉監督は「厳しい戦いになると思いますけど、しっかり全員で戦って、W杯出場権を取りたい」と気持ちを切り替えていた。
日本女子サッカーにとってのW杯や五輪出場の持つ意味は非常に重い。これまでも代表の活躍が国内リーグ戦(なでしこリーグ)への観客動員に大きな影響を与えてきた。2011年W杯での優勝後、観客数は5倍にも増加。なでしこブームが巻き起こったのは記憶に新しい。だが、一昨年まさかのリオ五輪出場を逃す事態により、昨季各クラブのリーグ戦観客動員は急激に減少してしまった。3連覇を果たした日テレベレーザでさえ約1割減という状況にある。人気のV字回復が期待できるW杯での躍進のためにも、良い形で進出を確定させて欲しいところだ。
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ハリル監督突然の交代・W杯本戦は西野監督に(4月10日)
W杯開幕まで65日での更迭。何故この時期に?という疑問に田嶋幸三会長は、「たとえ1%でも2%でもワールドカップで飛躍できる可能性に懸け今回の監督交代を決めた」と答えた。
9日、日本サッカー協会は9日、ハリルホジッチ代表監督との契約解除に関する記者発表を行った。W杯出場を決めた日本代表監督が、本大会前に解任されるのは初の事態だ。会見では「3月27日のウクライナ戦後、選手との信頼関係やコミュニケーションが十分に取れるような状況でなくなった(田嶋会長)」と明かされた。...
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W杯開幕まで65日での更迭。何故この時期に?という疑問に田嶋幸三会長は、「たとえ1%でも2%でもワールドカップで飛躍できる可能性に懸け今回の監督交代を決めた」と答えた。
9日、日本サッカー協会は9日、ハリルホジッチ代表監督との契約解除に関する記者発表を行った。W杯出場を決めた日本代表監督が、本大会前に解任されるのは初の事態だ。会見では「3月27日のウクライナ戦後、選手との信頼関係やコミュニケーションが十分に取れるような状況でなくなった(田嶋会長)」と明かされた。ロシア大会本番を想定した欧州遠征で勝利を挙げられなかったことが解任の直接の引き金だった。
異例の交代劇。ブラジル大会後、4年間率いたザッケローニ監督の後任として14年7月に、J・アギーレ氏を招聘。ロシア大会までの指揮を託したが、過去の八百長関与の疑惑が発覚。急きょ更迭となり後釜を務めたのがハリルホジッチ氏だった。この4年間で3人もの指揮官交代。代表監督選定は紆余曲折を経る形になった。
だが、悲観はしていられない。白羽の矢が立った西野朗新監督は、あの「マイアミの奇跡」の立役者。ガンバ大阪をアジア王者に押し上げ、J1最多270勝を誇る名指揮官だ。
マイアミでの最終戦。ハンガリーに3点差以上で勝利しなければならない絶望的な状況下で、ロスタイムに連続得点で逆転。そこで歓喜に沸いた選手たちを鬼の形相で叱咤。更に2点を取りに行くべく最後まで必死に声を張り上げ続けた光景は忘れられない。
ロシア大会まで残された時間はわずか。開幕前の最後の瞬間までチームを鼓舞し、諦めぬ闘志を示してくれることを信じたい。
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柔道体重別選手権・世界柔道へ熾烈な代表争い(4月9日)
8日まで2日間にわたり福岡国際センターで行われていた今年度の全日本選抜柔道体重別選手権。男女ともに7階級で熱戦が繰り広げられ、今年9月にアゼルバイジャンのバクーで開かれる世界選手権の代表18名のうち最重量級を除く12人が決定した。
優勝候補がひしめく男子73キロ級は熾烈な争いとなった。同階級のリオ五輪金メダルの大野将平は、準決勝で66キロ級から階級を上げてきた海老沼匡と激突。世界王者同士の対戦は海老沼が内股二つに合わせ技一本で大野を破る。...
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8日まで2日間にわたり福岡国際センターで行われていた今年度の全日本選抜柔道体重別選手権。男女ともに7階級で熱戦が繰り広げられ、今年9月にアゼルバイジャンのバクーで開かれる世界選手権の代表18名のうち最重量級を除く12人が決定した。
優勝候補がひしめく男子73キロ級は熾烈な争いとなった。同階級のリオ五輪金メダルの大野将平は、準決勝で66キロ級から階級を上げてきた海老沼匡と激突。世界王者同士の対戦は海老沼が内股二つに合わせ技一本で大野を破る。同門の2年年上の先輩に敗れた大野は「自分自身を見つめ直したい」と雪辱を誓った。決勝は海老沼と昨年の世界選手権覇者・橋本壮市の対戦に。同じ所属先でお互いの手の内を知り尽くしている二人。「正直やりづらかった」という橋本だが、序盤に腰車で技ありを奪い、先輩から優勢勝ちを収めた。2月に国立スポーツ科学センターの宿泊施設に無断で知人を招き入れたとして受けた半年間の施設の使用禁止処分を乗り越えての優勝だった。試合後には、「柔道界全体に迷惑をかけてしまった。子どもたちの良い見本となる柔道家になりたい」と語った。
100キロ超級はリオ銀メダリストの原沢久喜と小川雄勢の決勝。小川の父は元世界王者・小川直也だ。同階級で昨年のグランドスラム東京で初優勝するなど好調の小川が、ゴールデンスコア方式の延長戦を制し、初優勝を飾った。「一戦必勝の気持ちで戦った」と有言実行を果たした。100キロ超級の代表は今月29日に日本武道館で行われる全日本選手権大会の結果によって選ばれる。橋本、小川ら各階級王者が集結し、頂点を目指す無差別級の闘いに注目だ。
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