更新を終了しています
女子プロレスラー長与千種が身を挺して人助け(11月20日)
久々にプロレスの話題を取り上げる。20日のSNSやネットニュースなどで急上昇ワード№1となったのは「長与千種」。80年代に大ブームを巻き起こしたあのクラッシュギャルズを懐かしく思い出した方も多いのではないだろうか。
女子プロレスラーの長与千種が19日未明に札幌市の繁華街で暴行現場に出くわし、仲裁に入った際に指のはく離骨折を負ったことが明らかになった。20日、新千歳空港で取材に応じた彼女の談によれば、市内で行われたプロレス興行が終了した深夜、市内の立体駐車場から助けを求める女性の悲鳴を聞いた。...
全部読む
久々にプロレスの話題を取り上げる。20日のSNSやネットニュースなどで急上昇ワード№1となったのは「長与千種」。80年代に大ブームを巻き起こしたあのクラッシュギャルズを懐かしく思い出した方も多いのではないだろうか。
女子プロレスラーの長与千種が19日未明に札幌市の繁華街で暴行現場に出くわし、仲裁に入った際に指のはく離骨折を負ったことが明らかになった。20日、新千歳空港で取材に応じた彼女の談によれば、市内で行われたプロレス興行が終了した深夜、市内の立体駐車場から助けを求める女性の悲鳴を聞いた。現場に駆けつけると男性が女性に馬乗りになっていたため、男性を引き離した際に髪を掴まれるなどの暴行を受けたとのことだ。そのまま長与は男の身柄を確保。警察に通報して男は現行犯逮捕となった。
長与千種は80年代、女子プロレスにハードな格闘技の路線を持ち込んだ先駆者だ。レガースを着用してキックや関節技を主体に全く新しいスファイトタイルを築き、熱狂的な人気を集めた。89年に人気絶頂のなか引退するも93年に現役復帰。新団体を立ち上げるなど空前の女子プロブームのなか、独自の硬派な路線で支持を集めた。現在は一線を退き大会のプロデュースに専念しているが、鍛え上げた立派な体格は男性にも引けを取らない。しかし暴行を受けながらも「自分は仕事柄絶対に手を出せないので」と相手側には決して手を上げなかったという。
「人を少しでも助けることが出来たかなと思えばマルですね」と傷付いた手で丸印を作った長与。そのはにかんだ笑顔はリング上で女性ファンの熱烈な声援を集めたあの頃と変わらぬベビーフェイスのままだった。
閉じる
バドミントン香港OP・奥原希望、フクヒロペア優勝(11月19日)
今シーズンからスタートしたバドミントンのトーナメントシリーズ「BWFワールドツアー」13日から18日まで行われていた香港オープンで日本勢は全5種目(男子単・男子複・女子単・女子複・混合複)で決勝進出を果たし、その実力を世界に示した。
女子シングルス決勝は日本のエース・奥原希望がタイのインタノンに2-0に勝利。今シーズンの3勝目をあげた。先月都内で行われた年賀状のイベントに出席した奥原は「自分も進化したい。...
全部読む
今シーズンからスタートしたバドミントンのトーナメントシリーズ「BWFワールドツアー」13日から18日まで行われていた香港オープンで日本勢は全5種目(男子単・男子複・女子単・女子複・混合複)で決勝進出を果たし、その実力を世界に示した。
女子シングルス決勝は日本のエース・奥原希望がタイのインタノンに2-0に勝利。今シーズンの3勝目をあげた。先月都内で行われた年賀状のイベントに出席した奥原は「自分も進化したい。もう1回、気持ちを引き締め直したい」と決意を口にしていた。東京五輪まで残り1年あまり。代表権獲得に向け、また新たな成長を見せることが出来たようだ。
女子ダブルスは現在世界ランク1位の福島由紀、廣田彩花組が韓国のペアを破り優勝。ワールドツアー5勝目を飾ると、さらにミックスダブルスでも渡辺雄大・東野有紗組が制覇。今大会、日本に3つ目の金メダルをもたらした。
なお、男子シングルスはエース・桃田賢斗と同い年24歳の西本拳太が決勝に進出。準決勝で桃田を破った韓国のソンと対戦したが1-2で惜しくも敗れ準優勝となった(男子ダブルス・嘉村健士、園田啓悟組も準優勝)世界各地での激戦を経た選手たちには、世界ランキング上位8名だけが出場できる12月開幕のツアーファイナルズでの戦いが待ち受けている。
躍進を遂げる日本のバドミントン界。近年競技人口も増加中で、現在国内で開催中のS/Jリーグも盛り上がりを見せている。2020東京に向けて更なるブームを巻き起こしそうだ。
閉じる
羽生結弦、逆境を乗り越えてGP大会初の連覇(11月18日)
「頑張った!」フリーの演技を終えた直後、羽生の口から漏れたのはやり切ったという思いだった。グランプリシリーズ第5戦・ロシア大会。羽生結弦は今季世界最高得点をマークしたフィランド大会に続きGPシリーズを制覇。2季ぶりにファイナル出場を決めた。
羽生はGPシリーズの連覇は今回が初めて。しかし、ファイナルを含め通算10勝目となる節目の勝利は思わぬ試練の戦いとなった。SPの演技では自身がフィンランドでマークした今季世界最高点を更新。...
全部読む
「頑張った!」フリーの演技を終えた直後、羽生の口から漏れたのはやり切ったという思いだった。グランプリシリーズ第5戦・ロシア大会。羽生結弦は今季世界最高得点をマークしたフィランド大会に続きGPシリーズを制覇。2季ぶりにファイナル出場を決めた。
羽生はGPシリーズの連覇は今回が初めて。しかし、ファイナルを含め通算10勝目となる節目の勝利は思わぬ試練の戦いとなった。SPの演技では自身がフィンランドでマークした今季世界最高点を更新。優勝をほぼ手中に収めたと思われていたなか、フリー当日の公式練習でアクシデントが羽生を襲う。最初に跳んだ4回転で着地の際足を捻って転倒。右足首を痛め、その後ジャンプは行わずに練習を切り上げた。この時、すでに羽生の脳裏にはフリーの演技構成を変更するシミュレーションが始まっていた。
右足首に氷嚢が巻かれた痛々しい姿で会場を後にしたが、フリーの演技本番には怪我の影響を微塵も感じさせない表情でウォームアップに臨む。そして演技開始。冒頭の4回転ジャンプを負担の少ないサルコウへ変更。これを無事に決めると4回転トウループも難なくこなす。終盤の3アクセルでは転倒したものの、大きく乱れることなく締めくくった。急な演技構成の変更にも関わらず、「氷上でイメージを作った」というのは流石である。会見で明かされた診断結果は右足首の負傷で「3週間の安静」。靭帯損傷の可能性もあるという。どれ程の激痛や悪コンディションだったかは計り知れない。まさに鋼のメンタルだ。大会後の会見ではGPファイナルと全日本選手権出場への明言は避けたが、万全の状態での出場を果たせることを祈りたい。
閉じる
サッカー日本代表・渋滞で会場入り1時間遅れ(11月17日)
サッカー国際親善試合で異例の事態が起きてしまった。16日午後7時半キックオフのキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦は、森保ジャパンの日本代表初となる初采配から4連勝という記録がかかっていた。ところが両チームの選手が試合開始1時間前になっても会場に到着していない。原因は会場の大分銀行ドーム周辺の道路が大渋滞となってしまったためだった。
会場となった大分銀行ドームはJ2大分トリニータのホームスタジアム。...
全部読む
サッカー国際親善試合で異例の事態が起きてしまった。16日午後7時半キックオフのキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦は、森保ジャパンの日本代表初となる初采配から4連勝という記録がかかっていた。ところが両チームの選手が試合開始1時間前になっても会場に到着していない。原因は会場の大分銀行ドーム周辺の道路が大渋滞となってしまったためだった。
会場となった大分銀行ドームはJ2大分トリニータのホームスタジアム。JR大分駅からは路線バスで45分(+徒歩5分)という距離だ。当初日本代表は午後6時に会場入りするはずだった。ところがこの日の大分市は大物アーティスト参加のイルミネーション点灯式が大分駅前で開催されるなど大きなイベントが重なっていた。そこに大分自動車道で事故が発生したため、大渋滞が発生。会場に向かう観客のクルマや両チームのチームバスが立ち往生してしまった。
結局日本チームが会場入りしたのは午後6時49分。ベネズエラチームも44分に何とか到着できた。試合は予定通り7時30分キックオフとなったが、試合開始に間に合わない観客が多数発生。チケット完売にもかかわらず前半は40000人収容のスタジアムが6割程度しか埋まっていなかった。試合は酒井宏樹の初ゴールと、酒井が献上したPKで失点し1-1の引き分け。森保ジャパンの4連勝はならなかった。
今回のトラブル。悪条件が重なった結果とはいえ、運営サイドの不手際への批判は避けられまい。2002年の日韓W杯をはじめ、過去に何度も国際大会の開催経験があるこのスタジアムは、来年のラグビーW杯でも使用される予定だが、関係者に大きな課題を残したと言えそうだ。
閉じる
日米野球2018閉幕・日本がメジャーを圧倒(11月16日)
4年ぶりに開催された「2018日米野球」は15日にナゴヤドームで最終第6戦が行われ、走者一掃打を放った西武・源田壮亮や先発の中日・笠原祥太郎らの活躍により4-1で勝利。通算成績を5勝1敗とし、日本代表・侍ジャパンとして臨んだ前回大会に続く勝ち越しを決めた。稲葉監督は「侍ジャパンはこの大会を通じて非常に前へ進めたと思います」と2年後の東京五輪に向けての好結果に満足感を表した。
ちなみに今回の日米野球では、第6戦以外は地上波ゴールデンで生中継されたが、視聴率は軒並み10%を超えている。...
全部読む
4年ぶりに開催された「2018日米野球」は15日にナゴヤドームで最終第6戦が行われ、走者一掃打を放った西武・源田壮亮や先発の中日・笠原祥太郎らの活躍により4-1で勝利。通算成績を5勝1敗とし、日本代表・侍ジャパンとして臨んだ前回大会に続く勝ち越しを決めた。稲葉監督は「侍ジャパンはこの大会を通じて非常に前へ進めたと思います」と2年後の東京五輪に向けての好結果に満足感を表した。
ちなみに今回の日米野球では、第6戦以外は地上波ゴールデンで生中継されたが、視聴率は軒並み10%を超えている。前回大会は日本の投手陣が第3戦で4人の継投によりノーヒットノーランを達成するなど活躍したにもかかわらず視聴率が伸びず、全試合一桁台だったことを思えば、関係者もひとまず胸を撫で下ろしたことだろう。ただ、イチローやBボンズなどスーパースターが参戦した過去の日米野球では25%以上の高視聴率を誇っていたのに比べると、時代の変化もあるとはいえ若干淋しい感じもする。
日本側がMLB選抜に勝ち越したのは通算3度目のことだが、今回過去にないほどメジャーを圧倒したのは特筆すべきことだろう。この背景としては以前に比べ、メジャーから超一線級のトッププレイヤーの参加が減っていることが要因なことは否めない。しかしプロ野球選抜チームで臨んだ時代に比べ、正式に日本代表の侍ジャパンとしての試合形式になったことで、選手のモチベーションやチーム態勢は格段に向上したことは間違いあるまい。来年には4年に1度の国際大会「プレミア12」も控える。東京五輪への機運を盛り上げるためにも、前回3位に終わった屈辱を晴らしてもらいたいところだ。
閉じる
「スポーツの神様」内の検索