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イチロー&菊池雄星、日本開幕戦の抱負を語る(3月17日)
「早く時差ボケを無くし、チームメートも観光気分を無くして皆んなで頑張っていきたい(イチロー)」7年ぶりに日本で本場メジャーの試合が見られる。東京ドームでの開幕戦に向けマリナーズ・イチローと菊池雄星が会見に臨んだ。
メジャー19年目のレジェンドとルーキー。2人の会見は対照的なものだった。「時差には結局未だに慣れず。記者からの質問にも慣れず。アメリカ人のいい加減さにも未だに慣れていない」独特の言い回しのイチロー節は健在。...
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「早く時差ボケを無くし、チームメートも観光気分を無くして皆んなで頑張っていきたい(イチロー)」7年ぶりに日本で本場メジャーの試合が見られる。東京ドームでの開幕戦に向けマリナーズ・イチローと菊池雄星が会見に臨んだ。
メジャー19年目のレジェンドとルーキー。2人の会見は対照的なものだった。「時差には結局未だに慣れず。記者からの質問にも慣れず。アメリカ人のいい加減さにも未だに慣れていない」独特の言い回しのイチロー節は健在。しかし、去年5月、特別補佐に就任して以降実戦から遠ざかり、オープン戦では12試合に出場したものの25打数2安打と結果は芳しくない。それでも開幕戦への出場は確定的。5打数4安打の大活躍でチームを勝利に導いた2012年の開幕戦の再現を期待したいところだ。
一方、緊張した面持ちで会見に臨んだ菊池。OP戦で好結果を残し、21日の第2戦では先発マウンドを託されている。「まさかデビュー戦が日本で行われ、そこで投げることができるとは思っていなかった」と明かし、しっかりとアピールしないといけないという思いでやって来たと語った。隣のイチローからは「真面目だねえ」と冷やかしを受け、場内の笑いを誘っていた。
和やかなムードが一変したのはイチローが記者からの「いつ引退を決断するのか?」と不躾な問いを受けた時だった。「いつわかるんですかね、そんなこと。それは僕にもわからないですね」と首を傾げた後「こういう質問に本当に慣れていないなと今また思いました」と切り返した。自身にとって日本での開幕戦は「大変大きなギフト」と強く感謝の意を示したイチロー。必ずや限界説を一蹴するような目の覚めるプレーを見せてくれることだろう。
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新旧背番号「10」競演・中島翔哉と香川真司(3月15日)
今月22日に行われるコロンビア(世界ランキング12位)との親善試合に向けて、サッカー日本代表メンバーが発表された。アジアカップから13人のメンバーを入れ替えたその陣容で目を引くのは、ロシアW杯組の復帰だろう。
森保体制では初招集となる昌子源(トゥールーズ)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、中村航輔(柏レイソル)に加え、1月からトルコ・ベシクタシュに主戦場を移した香川真司が再びサムライブルーのユニフォームに身を包む。...
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今月22日に行われるコロンビア(世界ランキング12位)との親善試合に向けて、サッカー日本代表メンバーが発表された。アジアカップから13人のメンバーを入れ替えたその陣容で目を引くのは、ロシアW杯組の復帰だろう。
森保体制では初招集となる昌子源(トゥールーズ)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、中村航輔(柏レイソル)に加え、1月からトルコ・ベシクタシュに主戦場を移した香川真司が再びサムライブルーのユニフォームに身を包む。ドルトムントからレンタル移籍してきた新天地ではここまでの5試合で3ゴール1アシストの活躍。なかなか先発での出場機会が得られていないなか、結果を出し続けているのは立派だ。10日に行われた試合でも75分から途中出場し、ATに見事決勝ゴールを決めている。代表復帰に当たり、香川は自身のTwitterで「自分の経験や立場を生かしていいスタートが切れるように全力をつくします」と力強く宣言した。
コロンビアといえば何と言っても昨年のロシアW杯での対戦が記憶に新しい。開始早々の3分にハンドでコロンビアのMFサンチェスが一発退場。香川が冷静にPKで先制点をあげて勝利した一戦だ。帰ってきた背番号「10」の活躍に期待したいが、森保ジャパンで現在「10」のエースナンバーを背負っているは中島翔哉である。日本人史上最高額で移籍したアル・ドゥハイルでは12日にACL初ゴールを決めるなど、こちらも絶好調。この二人が同時に代表選出されるのは今回が初のこと。果たしてどちらが日本代表の顔「10」となるのだろう。「新たな選手を加えて日本代表のベースアップを図る(森保一監督)」新旧エースの競演が楽しみだ。
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根尾昴・藤原恭大・吉田輝星 ホーム実戦デビュー(3月14日)
開幕まで2週間余りとなったプロ野球。オープン戦も佳境に入り、選手たちは1軍スタートに向けて結果を残していかなくてはいけない時期に来ている。特に期待のルーキーたちの動向は気にかかるところ。高卒新人の中では頭一つ抜け出しているカープの小園海斗については3月6日の記事で取り上げたが、今回はほかの注目のビッグルーキーたちについて見てみたい。
右ふくらはぎの肉離れで2軍での調整を続けていたドラゴンズのドラフト1位・根尾昂は13日、ついに念願の1軍デビューを飾った。...
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開幕まで2週間余りとなったプロ野球。オープン戦も佳境に入り、選手たちは1軍スタートに向けて結果を残していかなくてはいけない時期に来ている。特に期待のルーキーたちの動向は気にかかるところ。高卒新人の中では頭一つ抜け出しているカープの小園海斗については3月6日の記事で取り上げたが、今回はほかの注目のビッグルーキーたちについて見てみたい。
右ふくらはぎの肉離れで2軍での調整を続けていたドラゴンズのドラフト1位・根尾昂は13日、ついに念願の1軍デビューを飾った。前日の教育リーグ・ホークス戦でプロ初安打をマークした根尾はそのまま1軍に合流。地元ナゴヤドームでのタイガースとのオープン戦に出場した。7回表にショートの守備に就くと、8回に初打席が巡ってきた。タイガース中継ぎ・石崎剛に2球で2ストライクに追い込まれると、最後はチェンジアップで空振り三振。最終回には2度の守備機会をこなした。試合後は「1軍の皆さんが集中している雰囲気に入らせてもらえて素晴らしい経験だった」と語る一方、「しっかり反省して明日に臨みたい」と自らに課題を課していた。
根尾とともに大阪桐蔭で連覇を果たしたマリーンズ・ドラ1の藤原恭大も同日、ホーム・マリンスタジアムのOP戦に先発出場。センターの守備では「思った以上だった」という、マリン名物の強風で飛球を見誤り、捕球に失敗してしまった。しかし、バッティングではスワローズの開幕投手が予定されている小川泰弘からライト前ヒット。課題とされていた木製バットにも徐々に適応力を見せ始めているようだ。また、ファイターズ・吉田輝星は1軍昇格に向けトレーニングに励んでいる。鎌ヶ谷球場での初登板試合には平日のデーゲームにも関わらず1300人を超える観客が詰めかけた。甲子園を熱狂させた3人の公式戦1軍デビューが楽しみだ。
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復興五輪を掲げる東京2020開幕まで500日(3月13日)
東京オリンピック開幕まで残り500日となった12日。東京スカイツリーでは五輪シンボルカラーの5色に彩られたライティングが始まり、各地で行われたイベントでアスリートたちが大会機運を盛り上げた。大型モニターに花火の映像が映し出された渋谷スクランブル交差点の特設ステージでは、卓球の伊藤美誠とハンドボールの宮崎大輔がトークショー。伊藤は「1日1日を大切に頑張っていきたい」と抱負を述べた。
1964年の東京大会は実施競技を絵文字で表した“ピクトグラム“が初めて使われたことで知られる。...
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東京オリンピック開幕まで残り500日となった12日。東京スカイツリーでは五輪シンボルカラーの5色に彩られたライティングが始まり、各地で行われたイベントでアスリートたちが大会機運を盛り上げた。大型モニターに花火の映像が映し出された渋谷スクランブル交差点の特設ステージでは、卓球の伊藤美誠とハンドボールの宮崎大輔がトークショー。伊藤は「1日1日を大切に頑張っていきたい」と抱負を述べた。
1964年の東京大会は実施競技を絵文字で表した“ピクトグラム“が初めて使われたことで知られる。この日、大会組織委員会は東京2020で行われる全33競技全50種類の新ピクトグラムを発表。前回のデザインを踏襲しつつ、より躍動感を表現したものとなった。会場ではリオ五輪陸上400mリレー銀メダリストの飯塚翔太と空手の清水希容がピクトグラムと同じポーズを披露すると、会場からは大きな歓声が沸き起こった。スポーツに限らず、こういったアイコン表示は日本発祥のものが世界各地で採用されており、これも我が国のお家芸とも言えるだろう。また、大会のマスコット・ミライトワとソメイティが描かれたバス「500days号」もお披露目。内部には前述のピクトグラムも展示されている。“復興五輪“と位置づけられている今回の東京五輪。このバスは福島、宮城、岩手の3県をまわる予定となっている。
聖火リレーのスタート地点も福島県のJヴィレッジになることが発表された。ちょうど一年後の3月12日にギリシャで採火式が行われ、聖火は宮城県の航空自衛隊松島基地へと届けられる。聖火リレーに先行して宮城・石巻市、仙台市、岩手・三陸鉄道、大船渡市、そして福島・福島市及びいわき市で「復興の火」として展示されるという。日本中に希望と絆をつなぐ聖火リレーとなることが期待できそうだ。
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「3.11」世界各地で日本選手が偉業を達成(3月12日)
3月11日。日本中が特別な想いと絆を分かち合うこの日に、世界各地から日本人アスリートたちの輝かしい活躍の知らせが次々と飛び込んできた。順を追って紹介していこう。
先ずはバドミントンから。世界選手権、五輪に次ぐ格式をもつ全英オープンの男子シングルス決勝で、世界ランク1位の桃田賢斗が登場。フルセットまでもつれる激闘を制し、100年以上の歴史を誇る全英OPで日本人初となるシングルス優勝を果たした。...
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3月11日。日本中が特別な想いと絆を分かち合うこの日に、世界各地から日本人アスリートたちの輝かしい活躍の知らせが次々と飛び込んできた。順を追って紹介していこう。
先ずはバドミントンから。世界選手権、五輪に次ぐ格式をもつ全英オープンの男子シングルス決勝で、世界ランク1位の桃田賢斗が登場。フルセットまでもつれる激闘を制し、100年以上の歴史を誇る全英OPで日本人初となるシングルス優勝を果たした。「まだ心に傷を負っている方もいると思う。そういう方のためにも簡単に諦める訳にはいかなかった」8年前、福島県内の高校で練習に励んでいた桃田にとって、この日の優勝は意義深いものとなったことだろう。
ハンガリーで行われていたフェンシングでのW杯グランプリでも快挙だ。男子エペ決勝で、見延和靖が15-12で勝利。全身への攻撃が有効な同種目のグランプリ大会で、日本に初の金メダルをもたらした。初出場のリオ五輪では6位入賞。東京大会に向け飛躍が期待できそうだ。
佳境を迎えているウインタースポーツでもビッグニュースが。今シーズンW杯スキージャンプで快進撃を続ける小林陵侑が第23戦(ノルウェー)に出場。残り5試合を残してW杯個人総合優勝を決めた。ヨーロッパ勢以外の個人総合優勝は史上初めてのこと。これまで多くの日の丸ジャンパーたちが成し遂げられなかった大偉業だ。小林は岩手県出身。所属チームの監督を務める葛西紀明は自身のブログで「震災の被害に遭われた方や、未だに仮設住宅で避難生活されてる方々に、元気・勇気・夢や希望を与える事が出来たんじゃないかと思います」と喜びを綴った。
また、オートバイレースのカタールGP・Moto3クラス決勝でも鳥羽海渡が日本人初の優勝を飾っている。海外で奮闘するアスリートたちの熱い思いは、きっと遠く離れた東北の人たちの心にも届いたに違いない。
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