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“BIG4”夢の競演・豪華対決に大きな声援(7月12日)
12日からの「NPBマイナビオールスターゲーム2019」開幕より一足早く、若き次世代のヒーロー候補たちによる球宴が杜の都で繰り広げられた。
仙台市の楽天生命パーク宮城で行われた「フレッシュオールスターゲーム2019」。注目は昨年ドラフトで大きな注目を集めた高校“BIG4”(吉田輝星・小園海斗・根尾昴・藤原恭大)の揃い踏みだ。全イースタンの先発マウンドを務めたのはファイターズの吉田輝星。吉田は既に6月12日広島戦に一軍初先発を果たし、史上19人目となる高卒新人の初登板・初勝利を達成している。...
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12日からの「NPBマイナビオールスターゲーム2019」開幕より一足早く、若き次世代のヒーロー候補たちによる球宴が杜の都で繰り広げられた。
仙台市の楽天生命パーク宮城で行われた「フレッシュオールスターゲーム2019」。注目は昨年ドラフトで大きな注目を集めた高校“BIG4”(吉田輝星・小園海斗・根尾昴・藤原恭大)の揃い踏みだ。全イースタンの先発マウンドを務めたのはファイターズの吉田輝星。吉田は既に6月12日広島戦に一軍初先発を果たし、史上19人目となる高卒新人の初登板・初勝利を達成している。同年代のライバルたちとの競演に「自分の力がどれだけ通用するかを学びたい」と意気込みを見せた。
その吉田に先頭バッターで相対したのはカープの小園海斗だった。注目のプロ初対決、小園は4球目を吉田からライトスタンドポール際に先頭打者アーチ。勝負は「初球からフルスイングするつもりでいった」という小園に軍配が上がった。続くドラゴンズ・根尾昴との対戦では三球三振に切って取り、昨夏の甲子園決勝での借りを返した。ストレートで押したいとの言葉通り吉田は18球全て直球勝負。「いいボールが投げられたし楽しめた」と笑顔を見せた。
一方、全イースタンの1番を務めたマリーンズ・藤原恭大も負けてはいない。最終回、大阪桐蔭のチームメイトだった根尾への痛烈な内野安打で出塁するとすかさず二盗。さらに三塁にもスチールを決めて自慢の脚を披露する。その後犠牲フライで全イ唯一の得点となるホームを踏んだ。4月の開幕戦でも最終打席でプロ初安打を放っており、大舞台での勝負強さを見せた。
試合は全ウエスタンが5-1で勝利。MVPには先頭弾を含む2安打を放った小園が選ばれた。この日の対決はきっと球史に残る。例年にも増してそんな予感を強くさせる今年のフレッシュオールスターだった。
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田中将大、MLB球宴で日本人初の勝利投手に(7月11日)
また一つ日本人メジャーリーガーの歴史に新たな勲章が加わった。第90回MLBオールスターゲーム(プログレッシブ・フィールド)はアメリカン・リーグが4-3でナショナルリーグに勝利。2回にア・リーグ2番手で登板した田中将大が勝利投手となった。これは日本人選手初めての快挙である。
「余韻に浸る時間は無かったので、あっという間に終わったなという感じ(田中)」前半戦だけで12勝を挙げた2014年のルーキーイヤーにも選出されていたが、この時は右肘の故障のため出場を辞退。...
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また一つ日本人メジャーリーガーの歴史に新たな勲章が加わった。第90回MLBオールスターゲーム(プログレッシブ・フィールド)はアメリカン・リーグが4-3でナショナルリーグに勝利。2回にア・リーグ2番手で登板した田中将大が勝利投手となった。これは日本人選手初めての快挙である。
「余韻に浸る時間は無かったので、あっという間に終わったなという感じ(田中)」前半戦だけで12勝を挙げた2014年のルーキーイヤーにも選出されていたが、この時は右肘の故障のため出場を辞退。田中にとって今回が自身初となる球宴のマウンドだ。今シーズンはここまで5勝5敗、防御率は3.86と決して優秀な成績ではなかったが、辞退選手の代替で6日に選出が決定。思わぬ形で5年越しの夢がかなった。
マウンドに上がった田中はいきなり4番のドジャース主砲ベリンジャーを打席に迎える。ここを外角低めにスプリットを決めて、すでに今季30HRを放っているメジャー屈指のスラッガーから三振を奪った。続いて5年連続出場中のロッキーズ・アレナドをセンターフライに切って取り2アウト。その後、現在打点トップのJ・ベルに内野安打を打たれたものの(これはアウトだった判定がビデオ検証で覆った)、集中力を切らさず、鋭い打球を自ら捌いて後続を断った。
1回を1安打1奪三振無失点のナイスピッチ。さすが渡米後5年連続二桁勝利の実力は伊達ではない。降板直後のインタビューでは「ホッとしています」と思わず頬を綻ばせた。球数にして17球、およそ10分間の夢舞台は田中にとって忘れられないものとなったことだろう。
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則本昴大と佐々木千隼・歓喜と感涙の復帰勝利(7月10日)
12日・13日開催のオールスターゲームを前にプロ野球は前半戦最後のカードに突入。各球団とも良い流れでペナントレースを折り返したいところだ。9日のゲームでは待望の2人の先発投手が長い故障からの復活を果たした。
泥沼の10連敗中の楽天イーグルスには救世主が戻ってきた。3月に右肘のクリーニング手術を行ったエース・則本昴大が今シーズン初先発。立ち上がりから連続三振を奪うと、すかさず女房役・嶋基宏がタイムリー打で先制点をプレゼント。...
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12日・13日開催のオールスターゲームを前にプロ野球は前半戦最後のカードに突入。各球団とも良い流れでペナントレースを折り返したいところだ。9日のゲームでは待望の2人の先発投手が長い故障からの復活を果たした。
泥沼の10連敗中の楽天イーグルスには救世主が戻ってきた。3月に右肘のクリーニング手術を行ったエース・則本昴大が今シーズン初先発。立ち上がりから連続三振を奪うと、すかさず女房役・嶋基宏がタイムリー打で先制点をプレゼント。6回90球を投げオリックス打線を無失点に抑え、6つの三振を奪い5年連続奪三振王の貫録を示した。チームに6月22日以来の勝利をもたらすとともに、自身269日ぶりの勝ち投手ともなった。連敗ストッパーの大役を果たした則本は「止めてやるという気持ちでマウンドに上がりました」と、満面の笑顔。インタビューで雄叫びを上げ喜びを爆発させた。
その則本を上回る656日ぶりの勝利をあげたのが千葉ロッテマリーンズの佐々木千隼だ。2016年ドラフトで5球団競合の末にマリーンズに入団した佐々木は1年目から先発ローテ入りを果たす。しかし2年目の昨シーズンは開幕から右肘痛を発症し、シーズン中の7月に手術に踏み切り登板はなかった。ちょうど手術から1年が経過し、実に2年ぶりの先発マウンドだ。この日は得意のシンカーが冴えわたり7回104球を投げて1失点に抑える好投。こちらは対照的に涙をこらえて「元気な姿を見せられてよかったと思う」とファンの前で赤く目を腫らしていた。ともに現在Bクラスのイーグルスのマリーンズ。投手陣は苦しい台所事情だが、頼もしい先発の柱の復帰で、後半戦巻き返しを狙う。
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熱闘名古屋場所!注目は朝乃山に炎鵬、貴源治(7月9日)
7日に初日を迎えた大相撲名古屋場所。先場所平幕で初優勝を飾った朝乃山をはじめ新鋭力士たちの取組が連日大きな注目を集めている。
初日に大関・豪栄道を圧倒して白星発進の朝乃山は「止まらずに前に前に出られたのでそれが一番よかった」と振り返った。続く二日目は横綱・白鵬との一番。しっかりと両手をついて仕切った朝乃山は、立合いで右下手をがっちりつかむと白鵬を土俵際まで押し込んでいく。半身の体勢のまま相撲は40秒を超える熱戦に。...
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7日に初日を迎えた大相撲名古屋場所。先場所平幕で初優勝を飾った朝乃山をはじめ新鋭力士たちの取組が連日大きな注目を集めている。
初日に大関・豪栄道を圧倒して白星発進の朝乃山は「止まらずに前に前に出られたのでそれが一番よかった」と振り返った。続く二日目は横綱・白鵬との一番。しっかりと両手をついて仕切った朝乃山は、立合いで右下手をがっちりつかむと白鵬を土俵際まで押し込んでいく。半身の体勢のまま相撲は40秒を超える熱戦に。しかし、最後は朝乃山が寄りに出たところを白鵬がタイミングよく上手投げで転がした。惜しくも自身初の金星とはならなかったが、初顔合わせとなった対戦に朝乃山は「(白鵬は)雲の上の存在だった。楽しかった」と充実感を見せた。対する白鵬も「これでまた成長するでしょう」と高評価。三日目は鶴竜との対戦が組まれたがこれも楽しみである。
幕内前半戦で大変な歓声を浴びているのは入幕二場所目の炎鵬だ。幕内の平均体重が160キロを超えるなか最軽量の99キロ。先場所は惜しくも勝ち越しには1番足りず、痛めた右肩のテーピングは痛々しいが元気いっぱいの相撲を披露している。初日は実力者・豊ノ島に完勝。二日目の相手は倍以上ある204キロの魁聖相手に素早く横に付き、ぐるぐる回転しながら送り出した。変幻自在の取り口で連勝スタートだ。
一方、新入幕の貴源治も実に元気が良い。外連味の無い正攻法の四つ相撲で錦木から幕内初勝利を決めると、同じく若手成長株の大翔鵬も真っ向勝負で寄り切ってみせた。「目標は優勝」と意気込む22歳の相撲から目が離せない。
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石川遼、国内三大メジャータイトルで初優勝!(7月8日)
「どんな時でも応援してくださっていたので、本当に皆さんの力で勝てました」涙で声を詰まらせながらの優勝インタビュー。万感の思いが胸にこみ上げる。プロゴルファーの石川遼が日本プロゴルフ選手権を初制覇。3年ぶりのツアー優勝を果たした。石川にとってこれが国内三大メジャー大会での初めての優勝である。
2007年、当時まだ15歳だった石川はアマチュアながら日本ゴルフ史上最年少でツアー優勝を達成。翌年プロに転向し日本国内に大フィーバーを起こした。...
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「どんな時でも応援してくださっていたので、本当に皆さんの力で勝てました」涙で声を詰まらせながらの優勝インタビュー。万感の思いが胸にこみ上げる。プロゴルファーの石川遼が日本プロゴルフ選手権を初制覇。3年ぶりのツアー優勝を果たした。石川にとってこれが国内三大メジャー大会での初めての優勝である。
2007年、当時まだ15歳だった石川はアマチュアながら日本ゴルフ史上最年少でツアー優勝を達成。翌年プロに転向し日本国内に大フィーバーを起こした。2009年には尾崎将司の記録を大幅に更新する18歳で賞金王に輝き、名実共にトッププレーヤーの仲間入りを果たす。
だが、米国ツアーに参戦した2013年以降は故障の影響もあって不振に陥り、その豪快なショットは輝きを失っていく。2017年までの国内外134試合中、予選落ちは実に51回を数えた。2015年にはゴルフ日本シリーズJTカップでメジャー大会初優勝を飾ったものの、ついに2017年に米国ツアーのシード権を失い。翌年から日本へ主戦場を移すことになる。
国内復帰と同時に国内ツアーの選手会長に就任したことで、石川は日本ゴルフ界の顔としての大きな責任も背負う立場となった。自ら率先してイベントへの出席をこなし、地方のジュニアレッスン会などで子どもたちへの指導にあたるなど、精力的にファンサービスの充実を推進。その努力もあって昨年の一試合当たりのギャラリー数は前年から3千人以上増えるなど目覚ましい成果が出てきている。念願の三大メジャータイトル獲得で獲得賞金ランキングも一気に6位まで上昇した。迷いを振り切り人間的に大きく成長した石川遼が再び頂点を目指す。
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