梅の香りを求めて、小村井「香梅園」から「向島百花園」に(その193)

2月24日、朝9時ごろJR市川駅から総武緩行線に乗って亀戸駅まで行った。...
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2月24日、朝9時ごろJR市川駅から総武緩行線に乗って亀戸駅まで行った。
そこから、東武亀戸線に乗り換え、3つ目の「小村井」駅で降りた。
その駅で降りるのは、初めてのことであった。
駅から2分ほど歩くと、香梅園に着いた。
9時半頃の時間だったが、ちらほらカメラを片手にした人々が散見できた。
入り口の一角に、白と紅の梅の木が立ち並んでいたが、ほんの一角だけであった。
そこからタクシーで、向島百花園に向かった。
空は晴れ、冬の支度をした身には、多少暑さを感じていた。
百花園に着き、入り口で入場料を払おうとすると、その日は「天皇陛下即位30年」の式典があることで、無料とのことであった。
中に入ると、白梅や紅梅が見事に咲き誇っていた。
この園からは、時折スカイツリーが間近に見えた。
そもそも百花園と言っても、創業者は梅園を開くことを目的としただけあり、見事な梅の園であった。
20種類近くの梅が植えられているようだが、なかなかその種類を見分ける知識を持ち合わせていないので、ただ白梅と紅梅の違いぐらいしか、正確には見分けられなかった。
中には、花の咲き方が、違うものもあったが、一輪一輪、それぞれ形が違うという程度しか、見分けることが出来無かった。
時折、花の名札が付いていると、それを読み、「なるほど」と首を縦に振った。
4Kビデオを三脚に固定し、しばらく梅の木や花を撮っていたが、時折「鶯」がその枝にやってきて、何やら啄んで、また飛んで行ってしまった。
カメラで、追いかけたが、その日はうまく追跡できなかった。
青い空には、飛行機雲がくっきり浮かび、飛行機の音も聞こえていた。
途中のベンチに座り、甘酒を飲み、またビデオを回した。
ズームをスローにし、ピントのロックオン機能を使うと、少しはボケずにズームアップできたが、それでも時折ピンがボケることがあり、難儀をした。
暫らく、梅の撮影を楽しみ、出口に向った。その後、東武線の東向島駅まで歩き、錦糸町から総武快速線で、市川駅へと向かった。
市川駅に着いたのは、丁度昼の12時であった。肌着に多少汗が滲んだ感触を感じた。
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東京ドームで「らん展」を鑑賞し、亀戸天神で梅の花を(その192)

2月17日、その日の朝9時過ぎに、JR総武緩行線で水道橋へと向かった。...
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2月17日、その日の朝9時過ぎに、JR総武緩行線で水道橋へと向かった。
予報に反し、その朝も風が冷気を運んでいた。
10時15分前頃、東京ドーム前に並んだが、既に来場者の長い列が出来ていた。
知人から入場券を貰い、「世界らん展2019」を鑑賞しようとその列に並んだ。
久しぶりに東京ドームに入り、観客席を下り、会場に入ると、「トロフィー賞」や「日本大賞」のコーナーを目指し、4Kビデオカメラで撮影した。
日常、「らん」に接するのは、開店などの時にお目にかかる「胡蝶蘭」がほとんどである。
どれほど美しい蘭に会えるのかと期待に胸を膨らませて、鑑賞すると、意外にもか細いものや、こじんまりした花も受賞していた。
満員の会場の中は、熱気にあふれ、花の美しさに観客は圧倒されていた。
蘭の美しさは、なんといっても、その花びらの繊細さにあるのではないか思っていたが、様々な花を見ると、そうでもないような気がした。
兎に角、バリエーションが様々で、どの花も丹精に育てられて、そこに展示されていた。
日本三大流派の生け花コーナーもあり、日本人伝統の花文化がそこに感じられた。
日比谷花壇も店を出しており、そこで小さな「蘭の花」を買い求めて、その華やかな会場を後にした。
JR水道橋駅から総武線に乗り、途中亀戸駅で下車し、「亀戸天神」に梅の花を見に行った。
独特の赤い橋を渡り、梅の花を探すと、まだ2、3分咲きの様子であった。
妙に、東京スカイツリーだけが、にょきっと立ち、その存在感が目立った。
池には、大きな鳥が1羽戯れていたが、その名前は誰も分からないようだった。
帰りに、亀戸駅前で餃子を食そうと考えていたが、長い列が出来ていて果たすことが出来なかった。
その日は、亀戸駅からそのまま総武線に乗り、市川駅へと帰宅の途にについた。
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雪はすでに消え・菜の花と梅が対称的な色合いに(その191)

2月10日、その日窓の外を見ると、白銀の世界が広がっていた。...
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2月10日、その日窓の外を見ると、白銀の世界が広がっていた。
気温も低く、JR市川駅に着いたのは9時半頃と、出発がいつもより遅くなった。
総武快速線で、新橋駅まで行き、そこから浜離宮まで地下街を歩いた。
電通ビルから日通本社を通り過ぎ、国道を突っ切ると、「中の御門」に辿り着いた。
駅から10分は歩いた感じであった。
浜離宮には、数度来たことがあるが、その門から入るのは初めてであった。
内堀から、菜の花畑が見えたので、先ずはそこをめがけて歩いた。
空気は想像していたほど冷たくなく、雪の欠片も見つからなかった。
黄色く染まった菜の花畑の周りには、赤と白の梅の木があり、蕾に混じって、花も咲いていた。
よく見ると花札が掛けられていて「八重寒紅(やえかんこう)」と書いてあった。
他の木には「満月枝垂」との掛札もかかっていた。
まだ満開とはいかなかったが、時折目に入る白と赤の花の姿は、なかなか美しいものであった。
菜の花畑を背景に、梅の木を撮る為、三脚を立てて、4Kビデオでじっくりと撮影した。
三脚を立てると、動きが制約されるので、今度は三脚からカメラを外して、手に持ち歩きながら菜の花畑を撮影した。
周りでは、カメラやスマホで撮影している人々が多かった。その中には外国人もかなりいた。
ひとしきり撮影をすると、正面の門から出て、工事中の道路を渡って、地下街に入った。
すると都営地下鉄の大江戸線「汐留」駅が目に入ってきた。
その駅のホームへと降りると、直ぐに両国経由都庁行きの電車がやってきたので、飛び乗った。
7つ目の両国駅で下車し、JRの方に向かった。
一度JRのホームを経て、国技館方面に出た。
そこではいろいろなイベントが行われ、結構な人出があった。
国技館の入り口方向に歩くと、「相撲トーナメント」が行われている様子で、切符売り場に行ってみると、まだ切符は買えるようであった。
相撲とりが歩き、観戦客が行きかい、警備員が整理をするなど、大賑わいの周辺であった。
ひとしきり国技館周辺の賑わいを楽しむと、JR両国駅に向かい、その日の帰路へと着いた。
市川駅に帰ってきたのは、12時15分頃で、3時間弱の行程であったが、東京の一端を見たような気がした。
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