【あの一言】
興梠一郎の発言まとめ
特集・今後の国際会議・米中対話の可能性は APECで米中首脳会談が行われるかどうかについて中国の国家安全部という情報機関が「米国がしっかりとした受け入れ態勢を作るべき」とのコメントを出している。米中の議論を国家安全のレベルでするというのは異様なこと。さらに、iPhoneを中国の政府関係者は使ってはいけないとしたため、アップル株価にも影響するというきな臭い状況になってきている。一帯一路の会合を北京でやりたいというのがあり、そこにプーチン大統領が来ると本当に西側対中国という構図がはっきりとしてくる。そういう風に局面が変わってきている。
2023/09/09 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・ASEAN・G20会議・大国不在の影響は 習近平は西側と一緒に出る会議を嫌がり始めている。G20は西側の国が来るので面白くないという思いになってきている。
2023/09/09 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・ASEAN・G20会議・注目点は 今回、特に注目したのは処理水のことを適宜に処理すべきだと言いながらも、李強首相が7日に日本との関係を改善したいという発言をしていること。その後、日中韓高官協議についても中国側がかなりやる気になっていることがわかる。
2023/09/09 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
中国“経済失速”習政権の今後は?興梠一郎×柯隆 今中国は経済が悪くなった場合の懸念がバイデン政権でも出てきている。おそらく外に強く出てきて例えばロシアの方に出てくるかもしれないということが一番の懸念。各国メディアでも中国に対する見方が非常に悲観的になっている。習主席がいま支配する中国は地政学リスクという政治的リスクが高まっていて、これは今まではあまりなかったこと。今の中国は政治が経済に飛び火し、政治が圧倒している。
2023/09/05 BS日テレ[深層NEWS]
独自取材「外資企業も“習思想”教育」・習政権が抱える“矛盾”とは アリババのジャックマーは習近平に2つの点で嫌われた。1つは商人の分際で政府の金融政策を批判したこと。もうひとつはトランプと先に写真を撮ったと言われていること。これが気に食わなかった。つまり中国では官が民より圧倒的に強く、民が官に対する脅威になってはいけないというのがある。
2023/09/05 BS日テレ[深層NEWS]
独自取材「外資企業も“習思想”教育」・習政権が抱える“矛盾”とは 習近平はオーソドックスな共産主義者であり、民間企業を脅威と見ている。ブルジョワジーは市民社会を形成でき、お金も持っているし国際的なネットワークもある。そうなると外資が入ってきたりデータが危険になるというところに発想がいきつく。民間企業は国家にとっては有益だが中国共産党政権にとっては脅威。習近平はスターリン型の共産党体制をそのまま温存したい。
2023/09/05 BS日テレ[深層NEWS]
岸田内閣「支持率35%」最低水準 日本側がブレずに対応するしかない。十分今までの過去の経験で刺激しないとか(中国との)付き合い方はわかっている。国際機関としっかり組んでやっていることは非常にいいこと。そこはずれてはいけない。
2023/08/28 BS日テレ[深層NEWS]
相次ぐ“嫌がらせ”中国国民の感情は? 大体シナリオは決まっている。邦人も含めて日本側は(中国側を)刺激しない方がいいという方針。刺激するとそれを向こうが口実にして次のレベルにいくかもしれない。ただ、中国政府自身の事情もあり、もし若者の失業率が20%を超える経済が悪化している中でデモが色々な都市で始まったら、違う方向に行く可能性がある。つまり(中国にとっては)収拾がつかなくなる可能性がある。
2023/08/28 BS日テレ[深層NEWS]
特集・不動産大手が経営危機・中国経済への影響は 政策のミス。2020年、家は登記ではなく、住むためのものだと習近平主席が言ったものだからローンと企業の投資とに猛烈な総量規制をやった。そこで引き締めたため、デフォルトが起きてきた。何も悪くなかったのに資金を調達できなくしてしまった。
2023/08/26 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・日本産水産物を全面禁輸・中国猛反発の思惑は 国内の状況が厳しくなるほど外に対して強く出る傾向があるが、こうした過剰なことを行うと中国離れがどんどん進んでいく。最近、欧米では地政学リスクという言葉が飛び交っており、中国に投資することすら危険という意識になっている。例えば反スパイ法のあたりからものすごい潮目が変わってきており、中国にあるコンサル会社が取り調べられたりしている。そんなところに投資できるかという話になっている。
2023/08/26 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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