【あの一言】
中国は嵐の前の静けさ?
神田外語大学教授・興梠一郎 台湾の危機感は半端ない。ウクライナみたいになるのが怖いということで、今どういう議論が進んでいるかといえば、米国が来てくれるかどうかはわからないので自分で守るという議論。徴兵制を長くする、自国の技術力を高めるなど、台湾は自分で自分を守ることを考えている。
2024/05/25 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
神田外語大学教授・興梠一郎 習近平政権は経済と政治の勘定のバランスがすごく悪い。習近平政権になってから権力を極端に集中した結果、ほとんどブレーキ、アクセルが利かない状態になっていて従来の経済発展のモデルが変わってきている。以前は米国や欧米と仲良くすることで中国に経済的なメリットがあったが、今は例えばウクライナ戦争の真っ只中で、ロシアと緊密な関係をとればEUや米国がどう反応するかがわからない。それで地政学リスクが高まり、投資リスクにつながっていっている。台湾に圧力をかけることで台湾はますます民主主義の国と組むようになっていく。これら全てが投資家のマインドに影響を与え中国の失速原因の一つとなっている。
2024/05/25 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
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