【あの一言】
丹羽宇一郎の発言まとめ
「トランプ・国家の繁栄に有害」政府高官が匿名で批判 最近のニュースによればトランプ支持派の人々の足元にも水がひたひたと押し寄せ始めたと言っている。貿易戦争で特に農業関係への影響が出始めている。支持率が自分の足元から減ってきており、トランプ大統領を囲む塀がどんどん狭まってきている。非常に悪い時期にこういう本が出てきた。4、5人の元選挙対策本部長とか元顧問弁護士のような人々が司法取引に応じている。元顧問弁護士はロシアンゲートにからむ証言を30時間も行っている。まだまだいろいろなことが出てくるだろう。中間選挙までにあと2か月を切っている。このままでは終わらないだろう。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]
日露平和条約「年内に」プーチン・前提条件なし 22回も首脳会談を開催したというが、両首脳が何をやってきたのかが疑問。個人的な付き合いでなんとか問題を乗り切ろうという考えは非常に甘い。日露関係は日本とロシアだけを見ていてはダメで、周辺諸国の関係も頭に入れながら対応をしていく必要がある。
2018/09/16 TBSテレビ[時事放談]
丹羽・田中・緊迫「北朝鮮有事は」 国内、政権が不安定だから、米国も北朝鮮も焦っている。力対力の外交方針は危険で、戦争に近づいていく。一番被害を受けるのは日本。国内の米軍基地に対する襲撃の可能性が極めて高い。もっとこの問題をテレビや新聞も真剣に考えるべき。一番心配なのは難民で経済制裁で一番被害を受けるのは中国。ベトナムなども警戒している。日本に十万人も難民が押し寄せたらどうするのか。対応のしようがない。
2017/04/16 TBSテレビ[時事放談]
丹羽・増田・「消費税」↑・「法人税」↓ 経済の根幹は法人税にあるわけではない。600兆円のGDPを増やすのに、法人税はどれぐらいの効果があるのか。外形標準課税は、給料を上げろ、上げろと言っているのに、給料上げたらそれについて課税するというのは政策として矛盾しているのではないか。海外からの投資が少ないのは、法人税より経営ファクターのほうが大きい。
2015/12/06 TBSテレビ[時事放談]
習近平首席の態度に変化・中国にとっての戦後70年 中国政府は経済に集中できるような方向にもっていきたいなと思っている。日本の経済協力は彼らにとっても必要だろう。
2015/08/02 フジテレビ[新報道2001]
増える非正規雇用 正規労働者の数は日本は30年間ほとんど変わっていない。昔の日本の経済が強かったのは非正規労働者が少なく、中小企業、中堅企業の教育が非常に進んでいたから。今後、非正規労働者がさらに増えるということになると将来の日本の経済の力は弱まっていく。
2015/02/07 テレビ東京[週刊ニュース新書]
日中首脳会談“靖国”“尖閣”問題はどうなった? 中国の文化からいっても招待状を出したら、机の下で足を蹴っても心で笑って顔で笑って「よくいらっしゃいました」というのが礼儀。(日中の首脳が)会ったからといって何か解決することはたぶん両方とも期待していない
2014/11/13 テレビ朝日[モーニングバード]
丹羽・仙谷「株価」乱高下 円安というのはみせかけのデフレ脱却策。金をばらまいたり円安にすることでは脱却することはできない。14か月連続で前年比実質賃金がマイナス。財布の紐は堅く高速道路もすいている。成長戦略は機能していない。設備投資を増やせというが、実需がないと増やせない。賃金が上がっていないから実需がついてこない。一体何を成長戦略の柱にしているのかがまったく見えてこない。株は失望売りだ。
2014/10/19 TBSテレビ[時事放談]
丹羽・増田・動く「隣の超大国」 最近、中国で一番注目すべきことは習近平国家主席が全権を掌握しようとしていること。経済改革、国家安全保障問題、中国共産党の粛清など全部に自分がトップになり、李首相も習近平国家主席の下に置くということになった。政権と自分の将来を全部かけて今臨んでいるのではないか。(逆を言えば)彼の政治基盤は非常に弱いと思う。米国もシリア、イラク、アフガン、アラブの春などほとんどは失敗しておりそれほどの力はない。中国は今の国際情勢の中で強気に出るチャンスだと思っている。習近平国家主席は周永康の手下を次々に捕まえているが、周永康にはなかなか手がつけられない。中国の軍備増強は米国に比べれば驚異に感じるような額ではない。
2014/07/20 TBSテレビ[時事放談]
前中国大使・丹羽宇一郎と考える 米国・オバマ大統領が世界の警察には米国はならないというのがシリアの問題、ウクライナの問題で出ているが、中国はそれらを踏まえ意外と強気に日本に対して出ている。
2014/05/10 テレビ東京[週刊ニュース新書]
|