【あの一言】
株価“過去最大の急落”の理由
経済評論家・加谷珪一 最近あまりにも円安の輸入物価上昇で国民生活が苦しくなり、岸田政権は9月に総裁選があるため神経質になっている。外国から見て改革派の次期首相候補の1人である河野さんがブルームバーグで単独インタビューに応じて、日銀に強く利上げを求めたことで相当政府の意思は固いのではないかと外国人投資家は思ってしまった。急に円高が進み、蓋を開けたら利上げするということで、金融政策が相当前倒しだという印象になり、慌てて株を売って円を買う状況になった。勇み足と捉えれば少しミスだったとも捉えられるし、元々日銀が示していた正常化が少し早まっただけともみなすことができ微妙なところ。
2024/08/05 BSフジ[プライムニュース]
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