【あの一言】
特集・欧米が方針転換・ロシア領内への攻撃容認
慶應義塾大学教授・廣瀬陽子 ロシアとしては非常に良くない流れになっている。今まで渋っていたドイツまで転換をしてきて、もはや反対論というのがハンガリー、イタリアぐらいしかない。いよいよ追い詰められてきた。それに対抗すべくロシアは核の脅しをさらにレベルアップさせている。31日にはメドベージェフ前大統領が核の脅しではないと敢えて強調したり、プーチン大統領が、最近ベラルーシを訪問したが、その時にルカシェンコ大統領と一緒に核の脅しではないとアピールし、3回も合同軍事演習をやったとわざわざ言っている。
2024/06/01 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
二松学舎大学准教授・合六強 (欧州としても)完全に楽観視はしていない。プーチン大統領が決断していることなので核使用の恐れがあるのはその通り。この2年半やってきたことは西側の対立が高まりそうになると敢えてトーンを落とすということをやっている。ドイツのシンクタンクなどがプロットしながらこの流れを刻んでいるが、互いにメッセージを伝え合っている。その中で欧州側は今すぐには使えないだろうと踏んでいる。ロシアとしては戦線を拡大することになるのでこうした発言が相次いでいる。
2024/06/01 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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