【あの一言】
円相場乱高下の裏側とその行方
野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英 財務省としてはそういう発言を(日銀総裁に)してほしくなかった。これは2つの意味で問題で、物価上円安を容認しているっていうふうに受け止められるということと、もう一つは政治的には円安で物価高で国民生活が困っているのに日銀総裁がそういうことに配慮してないんだという2つの意味で非常に問題だった。
2024/04/30 BSフジ[プライムニュース]
野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英 米国は基本的には日本に介入してほしくない。実は25日、決定会合の直前にイエレン財務長官は日本の為替介入について「できればやるな」というようなことを言っている。そこを考えると、やったタイミングでは言えなかった可能性がある。
2024/04/30 BSフジ[プライムニュース]
野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英 むしろ2%の物価目標の助けになるという円安のプラス面を言ってしまった。これが政府とか国民、あるいは市場関係者とは全く違う意見だと、ここがあれっていうことになってしまった。従来であれば円安になった時に政府と連携して対応すると言っていたが、そういうことを一切言わなかったのは日銀の判断ミス。このタイミングでそういうことを言ったら円安に弾みがつくのは目に見えていた。細かい説明はせずに政府と連携して対応するみたいなことだけ言っておけばここまで円安は進まなかった。
2024/04/30 BSフジ[プライムニュース]
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