【あの一言】
歴史的円安の連休…158円台・どこまで…暮らしはどうなる?
ジャーナリスト・青木理 日米の金利差というのが円安の原因になっているが、正直言うと日銀は金利を上げられない。完全に手が縛られてしまっている状態。どういうことかといえば、1000兆円を超える借金を抱えていて、利上げしたら国債の利回りが本当に高い非常な額になってしまって財政を圧迫するからで、上げたくても上げられないというあたりを投機筋には完全に見透かされてしまっている。
2024/04/28 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 昔は円安は日本経済にとっていいと言われていた。これで輸出がどんどん伸びて成長するんだと。今はそうではなくて輸出も増えず、物価が高くなってしまう。そういう意味では生活も厳しくなる。やはり日本経済が弱くなったということ。1990年、私は日米構造協議の担当だったが、日本はここで米国に牙を抜かれた。米国が(日本に)言ったのは株主を見ろと、四半期ごと、3ヶ月ごとに決算をしろと、結果的に日本は真面目にこれをやり、企業はみんな臆病になってしまった。3カ月で黒字を出せということで大胆な投資ができなくなり、その影響が今来ている。
2024/04/28 TBSテレビ[サンデーモーニング]
「PIVOT」チーフグローバルエディター・竹下隆一郎 円安に対する一種の牽制を植田総裁がするかに注目したが、日銀としてはこの為替の動きに何か影響されるのではなく、あくまでも賃金が上がってそれで物価がうまく上昇してその賃金と物価のサイクルだけを注目しているという原則を貫いたようにみえる。
2024/04/28 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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