【あの一言】
特集・米中・1年ぶり直接会談・隠れた焦点は
明海大学教授・小谷哲男 昨年バリ島で、米中関係が悪化しないようにしようと1年間実務者協議を積み重ねてガードレールを完成させようという矢先に、気球問題が起き、実務者協議がなかなかできなかった。今回いろいろ合意はできたものの、戦略的ガードレールは完成しておらず、ゼロには近づいてはいるが未だにマイナスの関係といえる。
2023/11/18 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
東京財団政策研究所主席研究員・柯隆 首脳会談はゼロサムゲーム。今回、米国は何をやって点数を稼いだかといえば、安全保障でかなり厳しく(中国側に)指摘したこと。一方、中国がやった外交は経済外交だった。財界との会食を持ったが、これには2つの意味があり、中国への投資を促すことと、ホワイトハウスに財界経由で(ホワイトハウスに)プレッシャーをかけてもらうこと。中国なりに点数を稼いでいる部分はある。
2023/11/18 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦 1年後は米国大統領選挙なので米中首脳が会うチャンスはこれから当分ない。なるべく関係をよくしておく必要がある。お互いに力不足でもなんとかマイナスのものをゼロに戻そうということがあった。
2023/11/18 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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