【あの一言】
米国は行動するのか…
慶應義塾大学教授・中山俊宏 今回は核兵器を持ったロシアというのがちらついていて、エスカレーションをうまく管理できない場合には、核兵器国同士が直接対決する可能性が出てきた。米国が出した結論は、その危険性を犯してまでも、ウクライナを守るギャンブルはできないということ。その代わり直接は介入しないが、介入できる以外のあらゆることを米国はやっていて、ロシア軍の指揮官殺害に相当なインテリジェンスを与えている可能性がある。
2022/03/21 BS-TBS[報道1930]
前統合幕僚長・河野克俊 湾岸戦争の時と今回を比べて、何が対応の違いを生んだかと言えば、それはロシアが核を持っているということ。戦後初めて核戦争の可能性を考慮した時に米国が軍事的に動けないという姿を世界は目にした。これを中国や北朝鮮も見た。今後の対応次第では台湾海峡の問題にまで波及する。日本が前提としていた秩序、米国の行動パターンが一つ崩れたということは言える。
2022/03/21 BS-TBS[報道1930]
朝日新聞論説委員・駒木明義 ロシアがウクライナを侵略したのは今回が初めてではない。2014年に既にクリミアを侵略して占領してしまった。当初はヨーロッパもほとんど、エネルギーをロシアに依存している事情もあってロシアに対してそれほど強い態度で出なかった。それがプーチン大統領に対して、大きな誤解を与えてしまった。
2022/03/21 BS-TBS[報道1930]
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