【あの一言】
中国“包囲網”は成功するのか
堤伸輔 (バイデン外交は)驚くほど雑。根回しをしていないし、同盟を重視すると言いながら、例えば6月にEU、NATOに行った時は「米国が帰ってきた」とみんなに歓迎されたが、それから2か月半でアフガンから撤退してみせ、これにはNATOも「米国に裏切られた」というぐらいの思いを抱いている。今回はそのNATOにも加わっている英国とフランスの間に、ある種の分断まで生んでしまった。おそらくマクロン大統領はジョンソン首相がいろいろ動かしたと勘ぐっている。それら全ては米国の外交の拙さから来ている。優秀な外交官や政治家はいるのに、なぜここまで根回しや準備をしなかったのか。我々が(トランプ時代から)まともに戻ったと思った米国がこれだけ拙い外交、安全保障に関わる動きをすることに信じられない思いがある。
2021/09/24 BS-TBS[報道1930]
松原キャスター バイデン大統領の就任当初はものすごい外交のプロ達で回りを固めていると思わせるような手順を踏んだ外交を、同盟国に対してもしていた。ただこの間のアフガニスタンの撤退も、今回の急なオーカスもそうだが、目的は間違ってはいないが、手順がかなり雑に見える。
2021/09/24 BS-TBS[報道1930]
朝日新聞編集委員・峯村健司
同盟重視というのがバイデン政権の一番の看板。クアッドという経済安全保障の仕組みと軍事同盟。米国の当局者はこの2つの枠組みで中国に圧力をかけていこうとしていると説明している。
2021/09/24 BS-TBS[報道1930]
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