【あの一言】
<風をよむ>官僚の劣化…?
番組ナレーション 内閣人事局が2020年公表した意識調査で30歳未満の若手男性官僚の14.7%、実に7人に1人が既に辞職を準備中か、1年~3年程度でやめたいと回答していた。その理由として最も多かったのは「もっと魅力的な仕事に就きたい」で49.4%だった。
2021/07/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元財務官僚・明治大学・田中秀明教授(VTR) 高度成長期の時は今と比べるとはるかに公務員の裁量が大きかった。ところがバブルがはじけ、経済が低迷する中で官僚主導はけしからんということになり、政治主導のためのいろいろな改革が行われてきた。特に安倍政権においては官邸においてトップダウンで物事が決まっていくという官邸主導だった。幹部が官邸に対しゴマをすり、忖度する姿を若い人たちは見ている。このまま公務員を続けていいのかと疑問に思うことになる。だから若くて優秀な公務員ほど早く辞める。そういうことがひいては日本の国力の低下につながっていく。
2021/07/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 若いキャリア官僚は官邸主導の中で上を見れば忖度官僚で、横を見れば途中で辞めていった先輩たちがマネーゲームとコンサルタントのような形でものすごくリッチでゴージャスな生活をしている。志ある官僚というのを我々が求めるのであれば、政治・経済を超えて日本の指導部が日本を筋道が通った国にしていく以外に若い人たちが襟を正すメッセージにはならない。
2021/07/04 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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