【あの一言】
ワクチン目線“1日100万回”東京五輪開催の是非は?
大宅映子 トップの政治家の説得力がない。決意を国民に示していない。記者会見を見る度に「先頭に立って」とか言っているが、そこで何をしているのかと思ってしまう。「しっかり」とか「全力で」とかの言葉だけ。目力もないし訴える力、言葉の力もない。何か読んでいるだけ。なぜそうなるかといえば感染防止よりも経済を優先し五輪をやりたいから。それがちらちら見えてくる。ただ力だけ入っているだけで、全然伝わってくるものがない。
2021/05/09 TBSテレビ[サンデーモーニング]
宇都宮市インターパーク倉持呼吸器内科院長・倉持仁 大阪では毎日1000人以上の感染者が出て、40~50人の方が亡くなっている。入院治療を受けられる方はわずか10%に過ぎない。残りの人たちは残念ながら検査も治療もろくに受けられない放置された状況が続いている。その状況が全国に広がろうとしている。諸外国と比べても大阪だけの死亡者は場合によってはインドや米国、英国、ヨーロッパよりも多い状況。非常に深刻で悲惨な状況。そういう状況にあるのに国は、お酒はだめだとか、どの店は開いてもよいとか些末な問題をしている。できるだけ広い範囲でしっかりと(感染を)止めてこれ以上の死者を出さないよう強い政策をとるべき。
2021/05/09 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 いよいよコロナの500日が迫っている。次のステップに進む為にはこの500日に対する総括と説明が必要。例えばこの間に日本国がどう動いたかについてのしっかりとしたレポートを出して記者会見に臨むべき。京都大学・山中教授がiPS細胞という基礎研究のところで日本は優れており再生医療に賭けてきたが、実際に病人と向き合う臨床のところにどうやって資金を注入し、創薬していくのかというところで日本は確実に出遅れた。そのことについて日本としてきちっと総括して次にこういう手を打っていくということを語ることで国民の信頼をつなぐことになる。
2021/05/09 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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