【あの一言】
特集・重症化を抑えるには
埼玉医科大学総合医療センター教授・岡秀昭 重症化した人の死亡率を下げたり、早めに回復させる薬がレムデシビルとデキサメタゾン。特にデキサメタゾンに関しては呼吸不全の状況になった時に使うと2、3日で回復に向かう。論文でも死亡率を下げることがわかっている。レムデシビルはウイルスをやっつける薬で、ちょっと重めの人向けの点滴薬。死亡率を下げるまでのインパクトのあるデータは出てきていないが、この2つの薬がキーになっている。軽症者、無症状者に投与するような承認薬は今のところない。アビガンに関しては比較的早く投与する方がウイルスを減らしたり症状を和らげるかもしれないという可能性が示唆されている。
2020/11/14 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
自民党参議院議員・武見敬三 治療だけではなく、早く見つける検査も重要。PCR検査や抗原検査体制を今20万ちょっとのキャパシティまで上げてきている。これをさらに広げて検査体制を充実させることで早く見つけてそれによって治療の機会が早くできるようにする。アビガンのような薬を初期段階で投与すると重症化を抑えられるかもしれない。こういう薬剤の効果が確認できたら薬事承認のプロセスを踏んだ上で、使えることを目指している。
2020/11/14 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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