【あの一言】
米国・大統領・イランをけん制・無人機攻撃の行方は
寺島実郎 中東の緊張を高めているのは米国自身であり、トランプ政権。79年のホメイニ政権以降、中東の政策で米国はことごとく失敗してきている。トランプは戦争になれば米国が世界最強の軍隊だと言っているが、飛び道具という意味においては確かに米国は世界最強かもしれないが、地上戦になればIS掃討作戦で一番活躍したのはイランの革命防衛隊だったことが示しているように、イラク戦争、ベトナム戦争でも肉弾戦、陸上戦になると米国は弱い。こうしたことをよく見ていないとイランに対し共同戦線を張ろうなどという動きにうかつに乗るとこういう種類の話に日本自身が巻き込まれていくことになる。
2019/09/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]
作家・幸田真音 中国では3Dプリンターで24時間でドローンができてしまう。そういう技術がある。それにAIが絡み、人間をピンポイントで攻撃できる。そういう世界になってきている。そういう動きに日本に対応できるものがあるのかが心配。
2019/09/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ビジネスインサーダージャパン・浜田敬子 軍用ドローンの市場でキープレーヤーになるのが中国と言われている。先日もセルビア軍に9機売った。
2019/09/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・薮中三十二 サウジとトランプをつないできたのは巨額で大量な武器購入だった。ミサイル防衛で何兆円もの金を出しサウジは米国から武器を購入したにも関わらず、ほんの数十万円しかしないドローンで攻撃され被害を受けてしまった。これはサウジにとっては大変なショックだった。なんとかサウジをつなぎとめておきたい米国は慌ててミサイル防衛隊というのを数百人出すと申し出た。イランは意外にしたたかな一方で米国は手詰まり。これ以上のイランへの経済制裁も、もうやる手がなくなっている。トランプは戦争はしたくない。その足元をイランに見られている。
2019/09/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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