【あの一言】
韓国が非難「自衛隊機が威嚇飛行」・韓国の前最高裁長官逮捕
東京大学大学院教授・西崎文子 パク政権という軍事政権が倒れ、民主化を辿っていったという経緯が韓国にあるのでそこは理解できる。その部分を政府間関係で正すというのは難しいが世論や市民レベルではいろいろと対話を続けていくことはできる。厚い日韓関係というのを培っていく必要があり、その中で政府と政府が対応していくべき。
2019/01/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
寺島実郎 間違いなく言えることは韓国にとっての北朝鮮の脅威が後退しているために、問題が日本に向かっている。韓国は中国に接近し、中国との関係をよくしていくことで前に進もうとしている。それはある意味で米国・トランプ政権の信頼感のなさや、米国の後退が韓国をつけ上がらせている。その辺りの苛立ちが日本との関係に突き刺さってきている。大事なのは両国の指導者が国民の目線を上げていく必要があるということ。日韓が連携していかなければ北朝鮮の問題も次のステップには進めないということを国民に語りかけ、説得していく必要がある。韓国の新聞やメディアにもそういう流れが出てきている。
2019/01/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・立命館大学客員教授・薮中三十二 慰安婦の時は中国と韓国が一緒になって米国の世論に働きかけた。本来であれば徴用工というと中国も関係するはずだが、今回中国は黙っており、文大統領は困っている。中国は日本との関係をよくしようと思っており、一切黙っている。日本としては米国の世論などに働きかけながら距離を置いてみる態度が必要。
2019/01/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
BS-TBS「報道1930」キャスター編集長・松原耕二 自衛隊の幹部の人と話をしているとこれまでの日韓関係は政治家同士が熱くなっても現場や軍は冷静だった。しかし今回ばかりはどうも様子が変わってきている。軍も感情的になっていてとても危険な状況にある。もうひとつ懸念されるのは3月1日が日本の植民地解放から独立運動の100周年にあたることで、ここで初めて南北共同作業が行われる。対日批判という1点で南北がさらに接近する。これは日本にとってだけでなく、核問題にとってもかなりの影響が出てくる可能性がある。
2019/01/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
元外務事務次官・立命館大学客員教授・薮中三十二 徴用工の問題は1965年の日韓基本条約に基づいた国と国との約束事であり、それは必ず守ってもらう必要がある。日韓フォーラムで韓国側のひとりが言っていたのは今は市民が強くなっているという。もうひとりはこれは正義の問題だと言っていた。一種の、市民革命的な雰囲気がある。1965年というのはパクチョンヒ政権で、ああいう軍事政権というのは正当性がなく市民が立ち上がっているんだという理屈だが、国と国との約束、近代国家の関係というのはそういうことでは立ち行かない。日本にとって大事なのは原理原則を守ることしかない。
2019/01/27 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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