【あの一言】
総務省「我々はなめられた」統計不正の実態解明は?
造園家・東京都市大学教授・涌井雅之 一番大きい問題は、国家の中心でなければならない行政が、政治的恣意があるのではないかと疑われるような対応を行うケースが続出していること。行政官が国家の羅針盤である統計についてそうした恣意はないということを自覚することが非常に大事。
2019/01/20 TBSテレビ[サンデーモーニング]
姜尚中 そもそも国家の土台になるデータがあやふやだったというのは国家の信用がなくなるということ。企業で言えば株主に対して誤った情報を企業が伝えていたということで、背任行為になる。厚生労働省をつるし上げるだけでなく、全体から独立した包括的な統計局を作るべき。
2019/01/20 TBSテレビ[サンデーモーニング]
作家・幸田真音 一回、閣議決定した国家予算を変えるなどということは今までに聞いたことがなく由々しき事。国の信用にも関わることなのできちっとやり直してほしい。統計というのは国のインフラ。調べてみたら2006年からここ16年ぐらいの間に統計局の職員も予算も6割ぐらいカットされていた。どこかでしわ寄せが出るのではないかと懸念されていた。実際、統計学的にはサンプリングでやるというのはむしろ歪みがなくていいという面もあるので全数でやるというのが絶対というわけではない。人数的なこともあるので変えるのならば堂々とやればよかったが、こっそりやったことが大きな問題。
2019/01/20 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ジャーナリスト・青木理 入管法改正とか働き方改革などでずさんなデータとかデタラメなデータとかが隠されたりとか、いっぱい出てきている。政治に官僚の統計までが引っ張られ始めているのではないかという本当に深刻な問題ととらえるべき。
2019/01/20 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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