【あの一言】
激論!日本の未来“外国人労働者問題”
国際政治学者・三浦瑠麗 地方の生産性を上げるためには今入れようとしている低賃金で働く外国人労働者の受け入れは逆回転。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
小西美術工藝社・デービッドアトキンソン代表取締役社長 労働者を安く使えるのでそれをそのまま使っていきたいという社長は多い。その安い値段で日本人が働いてくれないのなら外国人に同じように安くやらせればいい。そうすることで今までと同じように自分が搾取することが永遠にできる。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
小西美術工藝社・デービッドアトキンソン代表取締役社長 入れるか入れないかの問題ではない。一番の問題は日本はそもそも経済の在り方、今の産業構造を変えられるのにそれをしないことが問題。今の日本ではそもそも人が安いので、ITを使う動機がない。あまりにも人が安く使えるので機械を買う意味がない。その反面、人が高くなってくるといろいろやることが増えてきて、経営者としては面倒くさい。優秀な人を安く労働力として調達できなくなる局面になると会社のやり方を変えるか、外国人労働者を呼んでくるかの話になるが日本の企業は安い労働力を調達し会社のやり方を変えずに済むようにしようとしている。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ !]
国際政治学者・三浦瑠麗 日本は将来、情報産業であるとか、非常に洗練されたサービス産業を持つような先進国に発展していきたいのか、アジアの中で日本の労働力がめちゃめちゃ安く生産コストが抑えられるアジアの工場のような発展途上国目線で見られたいのか、この分岐点にいるといっていい。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
ジャーナリスト・河合雅司 日本では経営者の発想が古い。人を雇った方が簡単だと思っている。主婦・パート、若者の雇用を壊して非正規労働を増やして今度は外国人労働者という流れ。絶えず人を安く使うによって今までのやり方を続けようとしている。いつまでたっても大量生産・大量販売のモデルにしがみついている企業が多い。人件費が安くなければ国際競争に勝てないということでどんどん安くする方に経営者の多くは向いてしまっている。機械に投資してもっとAIを活用したりしてこなかった。機械の方が高いし面倒くさいから。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
国際政治学者・三浦瑠麗 ロボットスーツは日本の技術で作られたが、ドイツが最初にそれを保険を使って大量生産し、労働者が使えるようにした。なぜ日本はそれができなかったのかと言えば、日本は意思決定が遅く、新技術に対し感覚が鋭敏ではないから。長らく日本の大企業といえば重厚長大型の産業だと言われてきたが、日本の感覚が新技術に追いついていない。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
筑波大学大学院・明石純一准教授 日本の外国人労働者依存は、日本の労働市場のサイズを考えた時に極めて低い。日本はまだ外国人労働者をそんなに受け入れていない国。日本のような有効求人倍率が高く失業率が低い先進国もあまりない。だから外国人労働力を受け入れるということは、合理的な選択。
2018/12/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
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