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2024年05月03日(金)
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【あの一言】
日ロ・米中・専門家が分析
ジャーナリスト・後藤謙次
19日にゴーン容疑者が逮捕されたが、その直後から日本政府が一番気にしていたのはフランス国民がそういう感情(陰謀論)を持っているのではないかということだった。そのためにこれは国と国の問題ではなく企業対企業なんだと説明することに全力を尽くすということだった。捜査自体も世界のどの国で見てもおかしくないやり方で捜査するんだということをきちっと(フランス国民に)伝えていくという方針だった。もうひとつ大事なのは昨年5月マクロン大統領が就任した直後からルノーの日産統合があるのではないかということを前提に(日本政府は)様々なシミュレーションを行ってきた。そこにたまたまゴーン逮捕ということが起きてしまった。世耕さんとルメール経済産業大臣の会合でひとつは3社維持だが、もうひとつは国策捜査ではないということをフランスにきちっと伝えようという会談だった。
2018/11/25 NHK総合[サンデーステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
19日にゴーン容疑者が逮捕されたが、その直後から日本政府が一番気にしていたのはフランス国民がそういう感情(陰謀論)を持っているのではないかということだった。そのためにこれは国と国の問題ではなく企業対企業なんだと説明することに全力を尽くすということだった。捜査自体も世界のどの国で見てもおかしくないやり方で捜査するんだということをきちっと(フランス国民に)伝えていくという方針だった。もうひとつ大事なのは昨年5月マクロン大統領が就任した直後からルノーの日産統合があるのではないかということを前提に(日本政府は)様々なシミュレーションを行ってきた。そこにたまたまゴーン逮捕ということが起きてしまった。世耕さんとルメール経済産業大臣の会合でひとつは3社維持だが、もうひとつは国策捜査ではないということをフランスにきちっと伝えようという会談だった。
2018/11/25 NHK総合[サンデーステーション]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
今ちょうど米国は中間選挙が終わってある程度、国内のことを守り抜かなくてもいいチャンスだと思う。トランプ大統領の頭の中を変えるというのは難しいかもしれないけれども、いかに多国間主義が大事かということを、2国間だけでは物事は解決できないということをやる良いチャンス。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

京都産業大学教授・東郷和彦
必然的に米中の対立がこれからしばらく続く。その中で日本は、日本の立場を米国に対しても中国に対しても作っていくことがものすごく重要。安倍外交はなかなかうまくやっている。地域協力の枠組みが米国はインド太平洋という新しい戦略のもとにやっていて、日本はそれをうまくサポートしている。同時に中国の一帯一路。日本は去年、大きな政策転換をして一帯一路の経済面を生かすという政策をとり、今度の安倍首相の訪問でプロジェクトを一緒にやるということで、両方生かす立場にきている。こういう日本の柔軟な知恵を生かしていく余地がこれから十分ある。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

九州大学教授・岩下明裕
私が知る限り、米国の戦略というのは、自由に(日本の)空間を戦略的にいつでもどこでも使いたい時に使うことができる。北方領土が日本の主権になって施政権が返ってきたら、それをいつでも米国は使いたいと思うだろう。日本中にオスプレイが飛んでおり、北方領土にオスプレイが行かないという保障はどこにもない。そこから施政権の例外として米国が展開できないようにするということを認めたら、中国と尖閣にも同じことをするのかという話になる。全くこれはあり得ない。軍事的な枠組みとしては、米ロの関係が少し変わらないとなかなか踏み込めない。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

九州大学教授・岩下明裕
私が知る限り、米国の戦略というのは、自由に(日本の)空間を戦略的にいつでもどこでも使いたい時に使うことができる。北方領土が日本の主権になって施政権が返ってきたら、それをいつでも米国は使いたいと思うだろう。日本中にオスプレイが飛んでおり、北方領土にオスプレイが行かないという保障はどこにもない。そこから施政権の例外として米国が展開できないようにするということを認めたら、中国と尖閣にも同じことをするのかという話になる。全くこれはあり得ない。軍事的な枠組みとしては、米ロの関係が少し変わらないとなかなか踏み込めない。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
米国にとって日本は1番大事な同盟国。中国に対する懸念が米国の中でこれまで以上に高まっている。日本としては日米同盟を基本的に守っていくことが大事。ロシアはそれに対して大きくチャレンジしているようだが、実はしていない。北方領土に米軍を置かないでくれと。そんなことを言うのは当たり前の話であって、日米同盟でちゃんと話し合って決める話。ロシアがナーバスになっている理由は欧州側でNATOがローテーションベースでバルト諸国とポーランドに軍を新たに置いているから。そこを把握しながらきちんと日米の中で動くことが大事。これは同時に日本にとってはロシアに対するカードでもあり、こうしたプラスの面を自覚しておいた方がいい。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
米国にとって日本は1番大事な同盟国。中国に対する懸念が米国の中でこれまで以上に高まっている。日本としては日米同盟を基本的に守っていくことが大事。ロシアはそれに対して大きくチャレンジしているようだが、実はしていない。北方領土に米軍を置かないでくれと。そんなことを言うのは当たり前の話であって、日米同盟でちゃんと話し合って決める話。ロシアがナーバスになっている理由は欧州側でNATOがローテーションベースでバルト諸国とポーランドに軍を新たに置いているから。そこを把握しながらきちんと日米の中で動くことが大事。これは同時に日本にとってはロシアに対するカードでもあり、こうしたプラスの面を自覚しておいた方がいい。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
(北方領土には)中国企業も視察団を出したりして関心を持っているし、特に習近平国家主席が進める一帯一路との関係でシベリア開発、東北三省、こうしたものが一体化して発展していく。そしてさらには北極海航路にも繋げていきたいということで、日ロに加えて中国が一緒になって日中ロの3国の協力を進める可能性があるのではないかということで、非常に大きな関心を持っている。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・元外交官・宮家邦彦
(北方領土返還交渉では)どこかの時点で妥協するのかどうかという大きな問題がいずれくるはず。その時に内容も大事だが、1番大事なことは国民にそれをどうやって説明するかということ。国民に説明できないようなディールがあればそれは必ず行き詰まる。国民に説明できることを前提に置いて、どのような形で説明するかと考えながら交渉していかないと、非常に難しい局面に達してしまう。
2018/11/25 NHK総合[日曜討論]

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