【あの一言】
<寺島実郎の「未来先見塾」~週刊寺島文庫~>日本とロシアの経済関係
法政大学・法学部教授・下斗米伸夫 日本はここ2年ほど韓国に追い上げられて、韓国の方がロシアにとって格好なパートナーになっている。ロシアの極東開発も北極海に絡んでいるというのも大きい。領土問題は、いずれにせよ両国の内政に深く絡むだけでなく一番固い部分を刺激する。56年の交渉がカギであり、朝鮮半島問題と北方領土問題について、政治地図の書き換え、新しい決着の時期にきている。
2018/09/28 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
寺島実郎 2013、14、15年ぐらいまでは日本の輸入に占めるロシアからの輸入は増えてきていた。ところが2014年にウクライナ危機というのがあり、G7のロシアに対する制裁というのがあった。そのタイミングでオバマ政権の終わりぐらいから米国はポリシーを変え原油の輸出を解禁し、シェールガス・シェールオイルを日本に対して売ってもよいことになった。LPGも含めた日本の液化ガスは今では10%以上が米国から来ている。ロシアからの数字を米国からの数字が上回っている。化石燃料の輸入に関して、日本というマーケットでロシアと米国が綱引きをしている状況にある。
2018/09/28 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
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