【あの一言】
貿易圧力続々・トランプ大統領強硬姿勢は・米国中間選挙対策か
中部大学特任教授・細川昌彦 トランプ大統領は25%の自動車関税を脅しにして自動車の数量規制を取りたい。もうひとつ同じ脅しで取りたいのが、牛肉の関税引き下げ。TPPから離脱した米国は貿易では相対的に不利になってしまっており、米国の中西部の畜産業界がものすごくトランプ大統領に対し不満を持っている。その不満を解消しないと中間選挙が厳しくなるので、その畜産業者対策として色よい返事が日本から欲しい。入口の段階でEUの時のように大豆を買わせたというような言い方ができるような仕立て方が大事。
2018/09/25 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
テレビ朝日外報部デスク・山下達也 牛肉など農産物がトランプ大統領の本丸。トランプ大統領はとにかくオバマ政権での合意をひっくり返したい。安倍総理もあまりTPPと言っても無理筋になる。いびつな形にはなるがTPPから離脱したまま最低でもTPPの水準のものが欲しい。今回ある程度の交渉スタートをぶちあげてトランプ大統領は11月にアピールできるけれども、詳細な協議には時間がかかるので日本政府は参院選挙の後に逃げ切るのではないか。
2018/09/25 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
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