【あの一言】
細川昌彦の発言まとめ
特集・反スパイ法施行と日本企業の中国戦略 反スパイ法が改正されたから急に危ない国になったわけではなく、中国の場合、実態追認型の法律。もともとそういう実態はあった。
2023/07/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・反スパイ法施行と日本企業の中国戦略 日本の不正競争防止法で摘発というと、何か商売で不正を行ったという印象を持ってしまうが、改正されてタイトルは不正競争とついているが、実態は米国の経済スパイ法に近い。
2023/07/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・対中半導体規制・米国の狙いは 先端半導体に目が行きがちだが、もっと深刻な問題は先端半導体以外の所にある。先端半導体以外は中国が席巻する戦略に出ており、今起きていることは中国の自動車メーカーが中国の半導体しか使わない動きになっていること。しかも中国メーカーが大規模投資するに伴い、そこに素材と装置を供給する日本メーカーにもっと中国に投資し、合弁で工場を作るよう呼びかけている。過去、日本は磁石など中国と合弁し、技術だけとられた経験を持っている。それを(再び)中国は狙っている。安易に出ていくと一気通貫で全部サプライチェーンを中国に押さえられてしまうことを警戒する必要がある。
2023/07/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・対米半導体規制・中国の本気度とその先 先端半導体装置はオランダ・AMSLの露光装置を輸出させないなど、トランプ政権末期から事実上止まっている。それにともないEUVという先端半導体がらみの製造装置は出ていない。レアアースの時も中国へのレアアース依存を下げたが、今回もそういう動きが始まっている。脱中国を加速する要因を自分たちで作っている。
2023/07/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・対米半導体規制・中国の本気度とその先 中国の生産量が多いのは安いから中国から買っているだけであって、これを止められても代替供給を探せるし、備蓄もある。リサイクルもできるのでそんなに心配する必要はない。
2023/07/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・半導体で米中対立激化・米国財務長官訪中の狙い 中国経済が非常に悪い時で中国からは、どんどん外資が逃げているが、今回のイエレン財務長官の訪中というのは中国にとって渡りに船。イエレン財務長官の後ろには中国ビジネスにのめりこんでいるウォールストリートがいる。
2023/07/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
半導体めぐる米中対立・経済分野の今後は (中国に対し日本は…)軍事面に懸念がある先端のセンシティブな分野とそうでない分野を仕分けして、安全保障上センシティブな分野は、非常に慎重にやらねばいけない。そうでない分野は、中国市場は巨大なマーケットで、企業にとってもビジネスにおいて重要。どんどん貪欲にマーケットをとっていく姿勢でいいと思う。
2023/07/06 NHK総合・東京[ニュースウォッチ9]
解説・半導体めぐる米中対立 先端半導体は特に軍事に直結する。人工知能、スーパーコンピューターを通じて軍事面でゲームチェンジを起こせる。そういう意味で(米国側のねらいは)そこをきちっとコントロールしていくということだと思う。中国側はまだガリウム、ゲルマニウムを輸出管理の対象に加えたというだけで、規制まで至っていない。ある意味で牽制球を投げてきている段階。刀を抜いているわけではないので、過剰反応しないほうがいい。
2023/07/06 NHK総合・東京[ニュースウォッチ9]
特集・経済安全保障・議論の焦点は 日本にはそもそも経済的威圧に対する対抗措置がない。米国にはスーパー301条、中国にもある。EUでも対抗措置について審議している。ところが日本には対抗措置が一切ない。中国からの経済的威圧に対し一緒に対処しようという法案をまとめるのはいいが、日本だけは丸腰。これから協議体を作ってまとめるとしているが、要は中身、これを議長国としてまとめられるのかという話。表向きの合意だけみるのではなく、やるべきことをきっちりとやった上で中身を詰めていくことが重要。
2023/05/20 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・経済安全保障・議論の焦点は 日本は法の支配を掲げて旗を振っているが、グローバルサウス対策としては実利が重要。彼らは実利で動く。中国は一帯一路という実弾を持っている。日本には何があるかといえば、プロジェクトをきっちりと立ち上げていくことができる。これがとても大事。例えば産油国に対してデジタルプロジェクトを立ち上げるとかを仕掛けていけるかどうか。
2023/05/20 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
|