【あの一言】
米国・トランプ大統領“自国第一主義”中国・習主席“多国間の枠組みが繁栄”
寺島実郎 注目すべきなのは先週、2人のスパイによるキムハンソルの暗殺未遂事件があったということを中国が公表したこと。これが何を意味しているかというと、中国が北朝鮮に対し、米国が先制攻撃したり、軍事衝突する前に中国が介入してでも、北朝鮮をグリップするぞぐらいの強権的な姿勢を見せ始めているということ。金融制裁がものすごく効いているから、北朝鮮はミサイルを飛ばしていないが、国を取り替えてでも北朝鮮を中国の思うままに動かす方向にもっていくぞというぐらいの意思表示を中国がし始めている。AIIBにしてもRCEPPにしても米国に入ってくれと、世界をガバナンスしていく力をリードしていくぐらいのスタンスを中国が見せ始めている。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
岸井成格 米中両超大国がこれから世界を支配するのだという非常に強烈な意思を表明したという感じ。これから日本にとっても非常にやっかいなことになる。少なくとも中国はユーラシア大陸で一帯一路をやっていくのに対しトランプは開かれた太平洋インド戦略。このあたりを全部米中両国で支配しますよという強烈な意思表示で、いちいちいろいろなことでぶっかってくると思う。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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