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英研究、世界のコーヒー野生種の半分以上が絶滅危機(2019/01/17)ロンドンにある英王立植物園が米科学雑誌の『Science Advances』で発表した調査によると、世界のコーヒー生産は現在2つの種、アラビカ種(約60%)とロブスタ種(約40%)に依存しているが、アラビカ種とロブスタ種に対する直接的な脅威に加えて、それらの種子の改良に使用される野生種も危険にさらされているという。124の野生コーヒー種のうち、75が森林破壊、地球温暖化、そして病気や害虫の拡大によって脅かされているという。
市場に出回るコーヒー豆は野生種を基にした栽培種から収穫されているため、野生種が絶滅すると、栽培種も遺伝子的な面からさまざまな脅威に弱くなる危険性がある。
長期の干ばつの期間からカビの拡散など、コーヒーの木には多くの脅威が存在する。 研究者によって特定された75の絶滅危惧種のうち、13種は絶滅寸前、アラビカ種を含む40種が絶滅危機にさらされており、22種が「危急」の状況と判断された。一般的な植物の絶滅リスクが22%であるのに対し、環境変化に弱いコーヒー種全体の絶滅リスクは約60%と非常に高い。...
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