9月27日から10月5日かけて米紙のワシントンポストとメリーランド大学が共同実施したアンケート調査によると、民主党、共和党の党派閥格差が拡大し、この分断状況は一時的なものではなく、新たに常態化しつつあるもので、ベトナム戦争時代と同じくらい深刻だと感じるなど、多くの国民が危機感を表したとしている。逆にこの時期の政治状況としては多くの政治家の場合と似ていると答えた人は29%に過ぎなかった。
政治が機能不全に陥っている理由としてあげられたもののうち51%はトランプ大統領自身に責任があると答えた一方で、65%は政治のお金の動向に問題があるとし、56%は富裕層からの献金が原因だとした。...
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9月27日から10月5日かけて米紙のワシントンポストとメリーランド大学が共同実施したアンケート調査によると、民主党、共和党の党派閥格差が拡大し、この分断状況は一時的なものではなく、新たに常態化しつつあるもので、ベトナム戦争時代と同じくらい深刻だと感じるなど、多くの国民が危機感を表したとしている。逆にこの時期の政治状況としては多くの政治家の場合と似ていると答えた人は29%に過ぎなかった。
政治が機能不全に陥っている理由としてあげられたもののうち51%はトランプ大統領自身に責任があると答えた一方で、65%は政治のお金の動向に問題があるとし、56%は富裕層からの献金が原因だとした。このほか、連邦議会議員に原因があるとしたのは47%、メディアやソーシャルネットワークが大きな原因と答えた人は49%だった。
また、米国内で民主主義が機能していることを誇りに思うかという問いに対しては36%が誇りに思わないと答えた。これは2014年の調査の18%と比べ倍増しており、今回63%が誇りに思うと答えたにもかかわらず、比率が下がってしまった。さらに2016年の大統領選が合法かどうかの問いに対しては42%が合法ではないと答え、2008年のオバマ大統領時の調査で14%だったのと比べると3倍になった。
連邦議会に蔓延する機能不全の原因に対しては、70%がトランプ政権に理由があるとし、80%が議会そのもの、56%が全体的なシステム自体に原因があるとした。
今回の調査は同期間で1663名の成人に対し、電話やオンラインを通して行われた。
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